- 北村有起哉、朝ドラ「おむすび」で魅せる父親像
- なぜ今、注目されているのか?演技力の秘密
- 実は朝ドラは悲願だった!19歳からの夢
- 知られざる素顔―2児のパパとしての日常
- 震災シーンから見える作品への想い
- これからの展開で注目したいポイント
なんで、こんなに心配せんといかんとね……
朝ドラ「おむすび」で、娘を心配するあまり過保護になってしまう父親・聖人を演じる北村有起哉。その演技に「泣ける」「リアル過ぎる」と反響が広がっています。
実は彼自身、2人の男の子を持つパパでもあるんです。今回は、作品での父親役と実際のパパとしての姿、そして朝ドラに込めた特別な思いについてご紹介します。
北村有起哉、朝ドラ「おむすび」で魅せる父親像
「おむすび」での北村有起哉は、ヒロイン・結(橋本環奈)の父親・米田聖人を演じています。元理容師で現在は農業を営む彼は、娘のことを「どこにおった? 誰とおった? 何しよったんや?」と心配するあまり、過保護になってしまうことも。
でも、その背景には深い理由があるんです。なんと聖人一家は、の阪神・淡路大震災で被災し、神戸から福岡県糸島に移住した経験を持っているんです。
視聴者からは『過干渉すぎる』『超過保護!』という声もありますが、『震災の影響なのかな』『神戸でどれだけの物を失ったんだろう』という声も上がっているんです
(テレビ情報誌の編集者)
このように、単なる過保護な父親ではなく、深い背景を持つ人物として描かれているのが特徴です。では、なぜ北村有起哉はこの役をここまで説得力を持って演じられるのでしょうか?
なぜ今、注目されているのか?演技力の秘密
実は北村有起哉、これまでのドラマ出演は100本以上!名バイプレーヤーとして知られる実力派俳優なんです。
人間の深いところまで潜って、つかみどころのない感情を形にして見せる演技
(木俣冬氏)という評価。「おむすび」では、震災で大切なものを失った人の複雑な心情を、細やかな表情や仕草で表現しているんです。
そして、実は北村有起哉自身も2人の男の子のパパ。その経験が、作品での父親役にも活きているようです。
ここまで見てきた通り、豊富な演技経験と実体験が、説得力のある演技を生み出しているんですね。では、なぜ北村有起哉は朝ドラの父親役にこだわったのでしょうか?
実は朝ドラは悲願だった!19歳からの夢
実は役者を始めた19歳の下積み時代から、朝ドラのヒロインの父親役を演じたいという目標を持っていました
と北村有起哉本人が語っているんです。
実はここに、とても深い理由があります。北村有起哉の父親は、名優・北村和夫さん。朝ドラ「おしん」で舅役を演じた実力派俳優だったんです。
父を超えてやるという若気の至りもありました
と語る北村有起哉。今回、ついにヒロインの父親役を演じることができ、ホッとした
そうです。
このように、朝ドラの父親役には、亡き父への想いも込められていたんですね。では、実際の北村有起哉は、どんなパパなのでしょうか?
知られざる素顔―2児のパパとしての日常
プライベートでは2人の男の子のパパである北村有起哉。実は、かなりの子煩悩なんです!
子どもは本当にかわいい。息子が絵本を持ってきて僕の上にちょこんと座ると、台本を読んでいてもそっちを優先しちゃう
と語るほど。
インスタグラムでは、息子たちが上履きを洗う様子を投稿し、たまにそそのかすと、素直にゴシゴシ上履きをやります。毎週やってほしいんだけどね……
とつづるなど、等身大のパパの姿を見せているんです。
このような北村有起哉の子煩悩ぶりは、共演者からも信頼を集めているようです。
ここまで見てきた通り、作品でも実生活でも"いいパパ"を体現している北村有起哉。では、震災シーンへの想いはどうだったのでしょうか?
震災シーンから見える作品への想い
避難所のシーンは、エキストラさん含め、本当にリアルに再現していただきました
と北村有起哉。
特に印象的だったのは、父・永吉(松平健)が糸島から神戸の避難所に駆け付けるシーン。予想していたものとは違う感情が出てきた
と語る北村有起哉。
本当に、『それだけはできない』って思いました。こんなに悲しくて悔しい。聖人ってこういうやつなんだ、と驚きました
このように、震災シーンでは予想以上の感情が湧き上がってきたといいます。では、これからの展開では何に注目すればいいのでしょうか?
これからの展開で注目したいポイント
今後の「おむすび」では、聖人の過去と、娘への想いがより深く描かれていくといいます。
特に注目なのは、以下の3点です:
- 震災後の神戸での生活
- 商店街の人々との絆
- 娘との関係の変化
登場人物のほとんどの人が、やさしくて温かい人たちばかり
と北村有起哉。これからの展開も、温かな目で見守っていきたいですね。