史上最多1万330組から勝ち残った精鋭10組による頂上決戦。第20回という記念すべき「M-1グランプリ2024」が、いよいよ今夜開催されます。
前回優勝の令和ロマンは、M-1史上初の連覇なるか?初出場の5組は、新たな歴史を作れるのか?9人体制となった新審査員の採点は、どんな結果をもたらすのか?
この記事では、決勝進出者の見どころから、歴代記録まで、M-1グランプリ2024の全てをお届けします。
1. 第20回大会の見どころ
今年のM-1グランプリは、過去最多となる1万330組がエントリー。これは昨年の8540組から約2000組も増加した驚異的な数字です。
「M-1グランプリ2024」の特徴は、なんと言っても「新しさ」です。決勝進出者の半数以上となる5組が初進出。さらに審査員も9人体制という新体制で行われます。
特筆すべきは、令和ロマンの連覇への挑戦です。M-1の歴史で、連覇を達成したコンビはまだ1組もいません。果たして、令和ロマンは新たな歴史を作れるのでしょうか?
2. 決勝進出10組の実力を徹底解説
連覇を狙う王者:令和ロマン
昨年、髙比良くるま(30)と松井ケムリ(31)のコンビが見せた圧巻のパフォーマンスは、多くの人の記憶に新しいはず。今年も予選から余裕の勝ち上がりを見せています。
リベンジを誓う実力者:ヤーレンズ
昨年の準優勝から雪辱を期す楢原真樹(38)と出井隼之介(37)のコンビ。令和ロマンとは普段からツーマンライブを行うほどの仲。ライバルとして互いを高め合ってきた2組の対決に、注目が集まっています。
3. 新審査体制で変わる採点の行方
今年の審査は、例年の7人から9人体制へと拡大。さらに注目すべきは、現在も第一線で活躍する芸人が多数を占めていることです。
特に大きな話題となっているのが、松本人志さんの不在です。19回の歴史で、松本さんが審査員を務めなかったのは2004年と2015年の2回のみ。今回が3度目となります。
4. 歴代記録から見る今年の可能性
これまでのM-1グランプリでは、様々な記録が生まれてきました。その中でも、今年の決勝に関係する重要な記録をピックアップしてみましょう。
最高得点記録は更新されるか
現在の記録保持者は、2019年大会のミルクボーイ。681点という驚異的な得点(審査員1人あたり平均97.29点)を記録しました。
実は、これは当時まだ無名だったミルクボーイが、テレビで初めて漫才を披露した時の記録なんです。今年は審査員が9人に増えたことで、この記録が塗り替えられる可能性も出てきました。
初出場組の優勝はあるのか
今年の決勝進出者10組のうち、5組が初進出です。過去には2018年の霜降り明星が、初出場で最年少優勝という記録を打ち立てています。
ラストイヤー組の挑戦
今年はトム・ブラウンとダイタクの2組が、結成15年目でのラストチャレンジとなります。過去には2017年のとろサーモンが、結成15年5ヶ月という最長記録での優勝を果たしています。
5. 優勝予想と注目ポイント
今年の決勝は、例年以上に予想が難しいと言われています。その理由を、3つの視点から見ていきましょう。
王者・令和ロマンの進化
昨年の優勝後も進化を続ける令和ロマン。今年の予選では、髙比良が「すべての子羊漫才師を檻に帰す」と宣言し、徹底的なヒールキャラを貫いています。この新しい姿勢が、どんな結果をもたらすのでしょうか。
実力派・ヤーレンズのリベンジ
昨年、わずか1票差で優勝を逃したヤーレンズ。今年2月には「ビートたけし杯」で優勝を果たし、さらなる成長を見せています。
新鋭5組の台頭
特に注目は、「NHK新人お笑い大賞」で優勝したエバースと、2年連続で準優勝に輝いたジョックロック。フレッシュな実力者たちが、ベテランたちの牙城を崩せるでしょうか。