116歳―。
人類の歴史の中で、この年齢まで生きた人は、ごくわずかです。
、世界最高齢者として知られた糸岡富子さんが、静かに眠るように息を引き取りました。
糸岡さんは、毎日の散歩とお寺巡り、そして乳酸菌飲料とバナナを欠かさない生活を送っていました。
この驚くほどシンプルな習慣の中に、私たちが見習える"健康長寿の知恵"が隠されているのかもしれません。
大阪生まれの女性が世界最高齢に~糸岡富子さんの生涯
、大阪市で3人きょうだいの長女として生まれた糸岡さん。
明治、大正、昭和、平成、令和と、5つの時代を生きてこられました。
戦前、戦中、戦後の激動の時代を生き抜き、116年間、日本の歴史とともに歩んできた糸岡さん。
その長寿は世界的にも注目され、存命中はギネス・ワールド・レコーズ社によって世界最高齢者として正式に認定されていました。
糸岡さんが生まれた1908年の日本は、まだ馬車が走り、電話も珍しかった時代。
それから116年の間に、テレビやスマートフォン、インターネットが普及し、新幹線や飛行機での移動が当たり前になりました。
このように、一世紀以上の時を重ねてこられた糸岡さんですが、特に印象的なのは、毎日続けていた3つの習慣です。
では、その具体的な内容を見ていきましょう。
みなさんも、毎日続けている健康習慣はありますか?
毎日続けていた3つの習慣~長寿の秘密に迫る
1つ目は「ウォーキング」です。
糸岡さんは体を動かすことを日課にしていました。
ウォーキングは、年齢を問わず誰でも始められる運動として知られています。
2つ目は「お寺巡り」。
糸岡さんは、お寺を訪れることを趣味にしていました。
お寺での静かな時間は、心の安らぎをもたらすと言われています。
3つ目は「乳酸菌飲料とバナナ」の摂取です。
糸岡さんは晩年まで、これらを好んで口にしていたそうです。
乳酸菌飲料は腸内環境を整えると言われており、バナナは手軽に栄養を補給できる食品として知られています。
このように、糸岡さんの日課には、誰もが取り入れられるシンプルな要素がたくさんありました。
では、私たちの毎日の生活に、どのように取り入れていけばいいのでしょうか?
誰でも始められる!糸岡さんに学ぶ健康習慣のヒント
まず、運動習慣についてです。
いきなり長時間の運動は難しいかもしれません。
でも、毎日5分だけでも歩く時間を作ることから始められます。
例えば:
- 近所のコンビニまで歩いて行く
- エレベーターの代わりに階段を使う
- 電車やバスを1駅分歩く
心の健康も大切です。
お寺巡りが難しければ、公園での散歩や、図書館で読書をするなど、自分なりのリラックス方法を見つけることができます。
食事面では、乳酸菌飲料とバナナを毎日の食事に加えてみるのはいかがでしょうか。
もちろん、これらが長寿の直接の原因とは言えませんが、規則正しい食生活を送るきっかけになるかもしれません。
このように、糸岡さんの習慣からヒントを得て、自分に合った健康習慣を見つけることができます。
最後に、116歳を生きた方から学べることをまとめてみましょう。