- 岩田康誠騎手が騎乗停止に…移動中のYouTube視聴がなぜ問題に?
- JRAのスマホ使用ルール、実は厳格な理由がある
- 再発防止策の全容、金属探知機まで導入へ
- 【参考】岩田康誠騎手の経歴と主な実績
- まとめ
スマホで音楽を聴いただけなのに、なぜ騎乗停止?
、JRAから突然発表された岩田康誠騎手の騎乗停止処分。移動中のYouTube視聴が理由とされ、多くの競馬ファンに衝撃が走りました。
移動中に音楽を聴くだけで、なぜここまで重い処分になったのでしょうか?
今回は、処分の理由とJRAのルールについて、わかりやすく解説していきます。
岩田康誠騎手が騎乗停止に…移動中のYouTube視聴がなぜ問題に?
事の発端は、中京競馬場での騎乗を終えた後のことでした。
京都競馬場への移動中、岩田騎手は自身のスマートフォンでYouTubeを使って音楽を聴いていました。
京都競馬場に到着後、スマートフォンのチェックでこの使用が発覚。
JRAは30日間の騎乗停止処分を科すことを決定しました。
でも音楽を聴くだけなら、何が問題なんでしょう?
実は、JRAには移動中のスマートフォン使用に関する厳格なルールがあったのです。
このルールの詳細について見ていく前に、まずは今回の処分による影響についてお伝えしましょう。
この処分により、岩田騎手は15日の京都競馬で予定されていた7つのレースすべてから降板。
中でも注目は、G1朝日杯フューチュリティステークスでのダイシンラー騎乗を横山典弘騎手に変更せざるを得なくなった点です。
では、なぜJRAはここまで厳格なルールを設けているのでしょうか?
JRAのスマホ使用ルール、実は厳格な理由がある
JRAが定めるスマートフォン使用のルールは、実はかなり明確です。
移動中に認められているのは以下の2つだけ。
- 移動の決済
- 交通ルートの確認
つまり、移動に直接関係する用途以外での使用は一切認められていないのです。
特に注目すべきは、「コメントのやりとりが可能なアプリの使用」が明確に禁止されている点です。
YouTubeもこれに該当します。
JRAの担当者は「本人は『音楽はOKだと思っていた』と認識しており、悪意があったとはみていない」と説明しています。
しかし、ルールはルール。
公平性を保つため、厳格な適用が必要となったようです。
では、こうした事態を防ぐため、JRAはどんな対策を講じているのでしょうか?
再発防止策の全容、金属探知機まで導入へ
実は今回の件に先立ち、JRAはに3つの再発防止策を発表していました。
- 調整ルーム入室時の手荷物検査
- 土日の競馬場間移動時のスマートフォン履歴調査
- 調整ルーム居室時の抜き打ち検査
さらに注目すべきは、金属探知機の導入も予定されているという点です。
これらの対策からわかるのは、JRAが公平性の確保に本気で取り組んでいるということ。
では、今回の処分は岩田騎手のキャリアにどんな影響を与えるのでしょうか?
【参考】岩田康誠騎手の経歴と主な実績
実は岩田騎手、驚くべき記録の持ち主なんです。
- JRA通算1800勝達成(史上14人目、現役6人目)
- 地方競馬時代に最速2000勝記録(デビューから3963日)
- 地方競馬所属騎手として初の中央競馬クラシック制覇
このように輝かしい実績を持つ岩田騎手ですが、今回の処分で15日の重賞レース出場を含む7鞍すべてが騎乗停止となりました。