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PPAPvsアップル社!世界的企業が仕掛けた"商標権バトル"の驚きの真相

 

世界的な大ヒット曲PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」をご存知ですよね?

YouTubeで5億回以上も再生された、あの独特なダンスと歌。

実は、この曲がアップル社から「待った」をかけられていたことをご存知でしょうか?


 


www.youtube.com


 

アップル社がPPAPを提訴?驚きの真相

アップル社が「ペンパイナッポーアッポーペン」という商品名に対して、「自社の商品と間違えられる」という理由で異議を申し立てていたのです。

一見、冗談のように聞こえますよね。

でも、これは実際に起こった出来事なんです。


 

アップル ロゴ

アップル ロゴ


 



 

実は、アップル社はブランドを守ることにとても熱心な企業として知られています。

世界の「商標いじめランキング」では、なんと第2位

りんごだけでなく、パイナップルやバナナなど、果物の名前全般に権利を主張することもあるんです。


このように、アップル社は自社の商標を守るために、かなり積極的な行動をとっているんですね。

では、なぜそこまでするのでしょうか?


世界的大ヒットPPAPって何だったの?

、ピコ太郎の「PPAP」は世界中で大ブレイク。

PPAP

PPAP




ジャスティン・ビーバーが取り上げたことをきっかけに、爆発的な人気を獲得しました。

YouTube再生回数5億回以上、新語・流行語大賞トップテン入り、さらにレコード大賞や有線大賞でも特別賞を受賞。

まさに、社会現象となったんです。




 

実は現在も、東京都「Sushi Tech Tokyo」、ネスレ「キットカット」、星野リゾート「ネコマウンテン」、サントリー「ジムビーム アップル」など、様々なCMで使われる人気曲なんですよ。


これだけ多くの人に愛された曲なのに、なぜアップル社は異議を唱えたのでしょうか?


なぜアップル社は異議を唱えたのか

アップル社の主張は、「アッポーペン」という部分が問題だと言うものでした。

具体的には、以下の3つの理由を挙げています:


 

  1. 「アップル」というブランド名と混同される
  2. 「Apple Pay」や「Apple Pencil」と間違えられる
  3. コミックソングでブランドイメージが傷つく

 


さらに興味深いのは、PPAPが発表される1年前にApple Pencilが発売されていたことから、「PPAPはApple Pencilをもじって作られた」という主張までしていたんです。




 

でも、みなさん、PPAPを聴いてアップル社の製品を連想した人はいますか?


アップル社の主張は認められたの?

結論から言うと、特許庁はアップル社の主張を完全に却下しました。

理由は明確です:


 

  • PPAPは独立した作品として広く認知されている
  • 「アッポー」や「アッポーペン」だけを切り取って認識する人はいない
  • アップル社の商品と混同する可能性は極めて低い

 

意外な結末:Siriが歌うPPAP

面白いことに、アップル社のAIアシスタント「Siri」に「ペンパイナッポーアッポーペン」と話しかけると、

I have a Suica. I have an iPhone. Mmm...Apple Pay!

と、パロディを歌ってくれることがあるんです。


つまり、アップル社は「PPAPは自社の商標を侵害している」と主張しながら、自社のAIには堂々とパロディを歌わせていたというわけです。

なんとも皮肉な結末ですね。


まとめ

この事例から、私たちは以下のことを学べます:


 

  1. 商標権は重要だけど、過剰な主張は認められない
  2. 世界的企業でも、時には的外れな主張をすることがある
  3. 法律は常識的な判断を重視する

 

結局のところ、PPAPは独創的な作品として認められ、アップル社の異議申立は退けられました。

私たちの生活の中で、こうした「権利の主張」と「常識的な判断」のバランスは、とても大切なんですね。


みなさんは、身の回りでこのような「ちょっと待って!」と思うような権利主張を見たことはありますか?


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