- 14歳でデビュー、16歳で日本アカデミー賞。天性の演技力が開花
- スローライフを体現する女優としての転機『かもめ食堂』
- 知られざる素顔。45歳で大学へ、SNSとは無縁の生活
- これからの小林聡美。還暦を前に広がる新たな挑戦
スローにとは思いませんが、いろいろなものが同時進行しているところにいると、気持ちが落ち着かない
そう語る小林聡美が、、突如として歌手デビューを果たしました。
チャッピー小林名義での初コンサートでは、ゲストに阿部サダヲを迎え、全16曲を堂々と歌い上げたのです。
59歳にして新たな挑戦を始めた小林聡美。
実は彼女、女優としての活動だけでなく、45歳で大学に入学し、エッセイストや俳人としても活躍してきました。
SNSは一切やっていないという、今では珍しい存在です。
でも、そんな等身大の生き方が、多くの人の心を掴んでいるのかもしれません。
14歳でデビュー、16歳で日本アカデミー賞。天性の演技力が開花
小林聡美の女優としての道は、14歳の時に始まりました。
『3年B組金八先生』のオーディションに合格し、生徒役でデビュー。
丸顔で愛嬌のある姿は、すぐに人気を集めました。
そして16歳で挑戦した映画『転校生』。
これが彼女の人生を大きく変える転機となります。
大林宣彦監督の「尾道三部作」第1作で、心と体が入れ替わってしまった中学生男女を演じた演技が高く評価され、第6回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。
このように、10代で演技の才能を開花させた小林聡美。
では、その後の彼女は、どんな道を歩むことになったのでしょうか?
スローライフを体現する女優としての転機『かもめ食堂』
23歳の時、小林は『やっぱり猫が好き』に出演します。
もたいまさこ、室井滋との3姉妹を演じたこのドラマは、口コミで大きな人気を呼びました。
そして、この作品での出会いが、後の結婚相手・三谷幸喜との出会いとなったのです。
41歳で主演した『かもめ食堂』は、スローライフを描いた作品として大きな反響を呼びました。
以降、小林聡美といえば"スローライフの似合うベテラン女優"というイメージが定着していきます。
このように、小林聡美は自然体で等身大の演技で多くのファンを魅了してきました。
そんな彼女の素顔は、どんなものなのでしょうか?
知られざる素顔。45歳で大学へ、SNSとは無縁の生活
実は小林聡美、東北にルーツがあります。
大工の父は岩手県出身、母は秋田県出身。
その縁から東北の祭りにもよく足を運ぶそうです。
方言を使う役でも安定感のある演技の秘密は、こんな家庭環境にあったのかもしれません。
45歳という年齢で社会人入試に挑戦し、大学に入学。
卒業後は大学院にも進学し、近世の風俗や落語の歴史的展開を研究したい
と語っています。
最近では珍しく、SNSを一切やっていない女優としても知られています。様々なことを発信する世の中ですよね。
と率直に語っています。
だけど『自分は、自分は』って感じの生き方は、私は苦手なんです
このように、芸能界でありながら、自分のペースを保ち続ける小林聡美。
59歳を迎えた今、どんな新しい挑戦を始めているのでしょうか?