- 香川県で大晦日に2件の住宅火災
- 多度津町の火災:90歳女性の自宅から出火
- さぬき市の火災:爆発音の後に火災発生
- 12月31日の出来事を時系列で確認
- 現場となった地域の特徴
- 私たちにできること:火災予防と地域の見守り
香川県で大晦日に2件の住宅火災
、香川県内でわずか17時間の間に2件の痛ましい住宅火災が発生しました。
多度津町とさぬき市で起きたこれらの火災により、合わせて3名の尊い命が失われました。
年末に起きた悲しい出来事の詳細と、私たちが学ぶべき教訓についてお伝えします。
多度津町の火災:90歳女性の自宅から出火
12月31日午前1時30分、香川県多度津町山階で最初の火災が発生しました。
鉄筋コンクリート2階建ての住宅から火が出ているのを近所の方が発見し、すぐに119番通報が行われました。
消防隊が現場に到着すると、すでに建物の一部から炎が上がっていました。
消防隊員たちの懸命の消火活動により、火は約1時間20分後に鎮火。
しかし、建物の1階付近から1人の遺体が発見されました。
この住宅には森ツヤ子さん(90歳)が一人暮らしをしていたとみられています。
火災発生後、森さんと連絡が取れない状態が続いており、警察は遺体の身元確認を進めています。
このように、年末の静かな住宅街で起きた最初の火災。
しかし、これは悲しいことに、この日の火災の始まりに過ぎませんでした。
では、同じ日のもう一件の火災について見ていきましょう。
皆さんは、一日に同じ県内で複数の火災が発生することは珍しいことだと思いますか?
さぬき市の火災:爆発音の後に火災発生
その日の夕方、香川県内では2件目となる火災が発生します。
場所は高松琴平電気鉄道の長尾駅から北東に350メートル離れた住宅街。
午後6時30分頃、突然の爆発音が静かな住宅街に響き渡りました。
隣家に住む方が警察に通報し、すぐに消防車6台が出動。
消火活動は約3時間に及び、周辺住民はその間、不安な様子で見守っていたといいます。
火がほぼ消し止められた後、消防隊員たちが建物の中を調べたところ、2人の遺体が発見されました。
警察によると、この家の住人と連絡が取れない状態が続いているということです。
このように、大晦日という特別な日に、香川県内で2件の住宅火災が発生し、合わせて3名の方が亡くなるという痛ましい事態となりました。
私たちは、この出来事から何を学び、どのような対策を取るべきなのでしょうか?
12月31日の出来事を時系列で確認
事件の全体像を把握するため、この日の出来事を時系列で整理してみましょう。
- 午前1時30分
- 多度津町で最初の火災発生
- 午前2時50分頃
- 多度津町の火災鎮火
- 午後6時30分
- さぬき市で2件目の火災発生
- 午後9時30分頃
- さぬき市の火災鎮火
このように見ると、17時間という短い時間の中で、消防隊員たちが2件の大きな火災と懸命に戦っていたことがわかります。
では、これらの火災が起きた場所には、どのような特徴があったのでしょうか?
現場となった地域の特徴
多度津町山階とさぬき市長尾西。
2つの現場は、どちらも地域に根ざした住宅街の中にありました。
特にさぬき市の現場は、最寄り駅から徒歩圏内という利便性の高い場所。
多くの方が日々の生活を送る、ごく普通の住宅街だったのです。
火災が起きた建物も、私たちの身近にあるような一般的な住宅でした。
多度津町は鉄筋コンクリート2階建て、さぬき市は2階建ての住宅。
どちらも、特別な建物ではありません。
このことは、火災は私たちの身近なところでも起こりうるということを、強く示唆しています。
では、私たちにできる火災予防と対策には、どのようなものがあるのでしょうか?