プロ野球の2024年ドラフト会議で、異例の展開が起きました。
12球団すべての1位指名で大学生が選ばれたのです。
の斎藤佑樹投手(現在ヤクルト)の年以来、実に14年ぶりの出来事となりました。
【速報】2024ドラフト注目選手の行方
今回のドラフトで最大の注目を集めたのは、明治大学の宗山塁選手です。
西武、楽天、広島、日本ハム、ソフトバンクの5球団が1位指名で競合し、抽選の結果、楽天が交渉権を獲得しました。
関西大学の左腕エース・金丸夢斗投手は、中日、DeNA、阪神、巨人の4球団が競合。抽選の結果、中日が交渉権を手にしました。
異例の展開!大学生が1位指名を独占
なぜ大学生が独占したのか
今回のドラフトでは、12球団合計で69選手が指名を受け、そのうち投手が38人(55%)を占めました。
特筆すべきは、1巡目で全球団が大学生を指名したことです。
この背景には、以下のような要因があると考えられています:
- 日本代表経験者の充実
- 宗山塁(明治大)
- 金丸夢斗(関西大)
- 中村優斗(愛知工業大)
- 西川史礁(青山学院大)
- 即戦力としての評価の高さ
- 木製バットでの実績
注目の大学生4選手|実力と期待を徹底分析
宗山塁(明治大)|楽天が交渉権獲得
- 東京六大学野球で歴代8位となる通算116本安打
- ミート力と守備力を兼ね備えた「打てるショート」
- 日本代表でもその実力を発揮
金丸夢斗(関西大)|中日が交渉権獲得
- 最速154キロの左腕
- 72イニング連続で「自責点0」「失点1」の驚異的記録
- 独自の呼吸法トレーニングでコントロール向上
中村優斗(愛知工業大)|ヤクルトが単独指名
- 大学生最速159キロを記録
- 右の本格派投手
- 日本代表での好投が評価
西川史礁(青山学院大)|ロッテが交渉権獲得
- 長打力と積極性が持ち味の外野手
- 大学日本代表で4番を務める
- 広角に打ち分ける技術が評価
各球団の指名傾向と狙い
セ・リーグ
- 巨人
- 花咲徳栄高の石塚裕惺内野手を2巡目で獲得
- 阪神
- 社会人左腕の伊原陵人投手を確保
- 中日
- 金丸夢斗を軸に投手を重点補強
- DeNA
- 社会人右腕の竹田祐投手を獲得
- ヤクルト
- 中村優斗で即戦力投手を確保
- 広島
- 青山学院大の佐々木泰内野手を指名
パ・リーグ
- ソフトバンク
- 神戸弘陵高の村上泰斗投手を指名
- 日本ハム
- 福岡大大濠高の柴田獅子投手を獲得
- ロッテ
- 西川史礁で打撃力を補強
- 楽天
- 宗山塁を獲得し内野を強化
- オリックス
- 富士大の麦谷祐介外野手を指名
- 西武
- 金沢高の齋藤大翔内野手を指名
ドラフト統計|投手が全体の55%占める
今回のドラフトでの指名選手の内訳は以下の通りです:
- 投手:38人(55%)
- 内野手:19人(28%)
- 外野手:6人(9%)
- 捕手:6人(9%)