メジャーリーグでの活躍を続ける菊池雄星投手の新天地が決まりました。
米紙ニューヨークポストのジョン・ヘイマン記者によると、ロサンゼルス・エンゼルスと3年契約で合意。
日本円にして約97億円という大型契約です。
菊池投手は今シーズン、ブルージェイズとアストロズの2チームでプレーし、9勝10敗、防御率4.05という成績を残しています。
特にアストロズ移籍後は安定した投球を見せ、新天地エンゼルスでの活躍が期待されています。
では、この移籍について詳しく見ていきましょう。
契約の詳細:3年97億円の背景
今回の契約は3年総額630万ドル(約97億円)。
年平均にすると約32億円となります。
メジャーリーグで6年目のベテラン左腕への評価が表れた契約と言えるでしょう。
特に注目したいのは、アストロズ移籍後の活躍です。
5勝1敗、防御率2.70という素晴らしい成績を残し、チームの地区優勝に貢献しました。
この安定感が、大型契約につながったと考えられています。
エンゼルスを選んだ理由:日本人選手の実績も
エンゼルスは、これまで大谷翔平投手や松井秀喜選手など、5人の日本人選手が在籍した実績があります。
菊池投手は6人目の日本人選手となります。
日本人選手の受け入れに実績のある球団であることは、大きなポイントだったかもしれません。
また、西海岸に位置する球団であることも、日本人選手にとっては魅力の一つと言われています。
菊池雄星の2024年シーズンを振り返る
シーズン、菊池投手は9勝10敗、防御率4.05という成績を残しました。
一見すると平凡な数字に見えるかもしれません。
しかし、アストロズ移籍後の活躍は特筆すべきものでした。
8者連続奪三振を記録するなど、素晴らしい投球を見せています。
これは日本人投手としては最多タイ記録であり、アストロズの球団記録にもなっています。
エンゼルスでの活躍は期待できる?
エンゼルスは2024年シーズン、球団ワーストの成績でア・リーグ西地区最下位に沈みました。
しかし、オフシーズンに入ってからは、ホルヘ・ソレアやカイル・ヘンドリックスを獲得するなど、積極的な補強を進めています。
菊池投手の加入は、チームの先発ローテーション強化という意味で、重要な補強と言えるでしょう。
経験豊富な左腕として、若手投手の育成面でも貢献が期待されています。
これまでの実績を見ると、安定した投球ができる投手というのが菊池投手の強みです。
エンゼルスの本拠地、エンゼル・スタジアムは投手に優しい球場とも言われており、その特徴を活かした投球が期待できそうです。