三笠宮妃百合子さま、101歳でご逝去 - 明治以降の皇室最高齢者が遺した温かな足跡と75年の結婚生活

2024年11月15日、皇室に深い悲しみが訪れました。。

天皇陛下の大叔母にあたる三笠宮妃百合子さまが、101歳でご逝去されました。

百合子さまは明治以降の皇室で最高齢を記録された方で、その温かな人柄は多くの人々の心に深く刻まれています。

三笠宮妃百合子さま新年一般参賀

三笠宮妃百合子さまが101歳でご逝去 - 皇室最高齢者としての足跡

15日午前6時32分、東京・中央区の聖路加国際病院で静かに旅立たれた百合子さま。

大正12年（1923年）のお生まれで、今年6月4日に101歳の誕生日を迎えられたばかりでした。

皇室でこれほどの高齢まで長寿を全うされた方は珍しく、百合子さまは明治以降の皇室で最高齢という記録を残されました。

なぜ入院されていたの？という声も多く聞かれます。

実は今年3月3日に脳梗塞と誤嚥性肺炎でご入院。

その後、一時は回復の兆しも見られましたが、今月に入って全身の機能が低下されていました。

このように、最期まで周囲の献身的な看護を受けながら、静かに最期の時を迎えられた百合子さま。

では次に、その101年の豊かな人生を振り返ってみましょう。

皆さんは百合子さまのお人柄についてご存知でしょうか？

百合子さまは、昭和天皇の弟君である三笠宮さまと75年という長きにわたって連れ添われました。

三笠宮さまは2016年にお亡くなりになりましたが、お二人の仲睦まじい様子は、多くの人々の記憶に残っています。

天皇陛下からは大叔母にあたる百合子さまですが、皇室の中でも特に親しみやすい温かなお人柄で知られていました。

新年一般参賀では、いつも笑顔で手を振られる姿が印象的でした。

このように、皇室の中でも特別な存在として慕われた百合子さま。

その温かな人柄は、次のエピソードからもよく分かります。

みなさんは、百合子さまの最後の公務についてご存知ですか？

今年3月のご入院以降、百合子さまの容体を心配する声が多く寄せられていました。

入院当初は右手足の動きにくさがありましたが、集中治療室での治療により、一時は回復の兆しも見られました。

しかし8月中旬から9月上旬にかけて、再び集中治療室での治療が必要となりました。

そして今月7日の検査で、心臓や腎臓など全身の機能低下が判明。

この知らせを受けて、イギリスに滞在していた孫の彬子さまも急きょ帰国し、病院に駆けつけられました。

家族や親族が見守る中、最期まで静かに過ごされた百合子さま。

その穏やかな最期の様子は、まさに生涯を通じて示されてきたお人柄そのものだったと言えるでしょう。

では次に、百合子さまの印象深い思い出をご紹介します。

皆さんは昨年の新年一般参賀をご覧になりましたか？

75年という長きにわたる結婚生活を送られた百合子さまと三笠宮さま。

お二人の仲睦まじい様子は、多くの人々に感動を与えてきました。

特に印象深いのは、2022年に新型コロナウイルスに感染された際のエピソードです。

101歳という高齢にもかかわらず、この困難を乗り越えられ、翌2023年の新年一般参賀では、元気な姿を見せてくださいました。

手を振る姿からは、いつもの温かな人柄が伝わってきました。

この最後となった公務での笑顔は、多くの人々の心に深く刻まれることとなりました。

このように、101年の人生を通じて、多くの人々に希望と勇気を与え続けてこられた百合子さま。

その温かな足跡は、これからも私たちの心の中で生き続けることでしょう。

最後に、百合子さまの人生から私たちが学べることについて考えてみませんか？