日給15万円以上、楽な仕事です
そんな甘い誘いの裏に、想像を絶する危険が潜んでいました。
、90万人以上のフォロワーを持つSNSアカウント「Z李」の運営者が逮捕されました。表の顔は社会貢献活動家。しかし、その裏で警察が「トクリュウ」と呼ぶ危険な犯罪に関与していた可能性が指摘されています。
衝撃の逮捕劇:Z李事件の全容
盗んだ犯人へ。お前んちわかったから今から行くから
こんな投稿をした直後、Z李こと田記正規容疑者(43)ら5人は、東京・江戸川区のマンションに押し入った疑いで逮捕されました。
逮捕されたメンバーの中には、RIZINやK-1に出場経験のある現役格闘家も含まれていました。一見、普通の会社役員や格闘家。でも、その裏の顔は誰も想像していなかったものでした。
Z李のアカウントは、路上生活者への支援活動や保護猫カフェの運営で知られていました。なぜ、そんな社会貢献家が逮捕されることになったのでしょうか?
このように、表の顔と裏の顔を使い分けていたZ李。しかし、その背後にはもっと大きな闇が隠されていたのです。
では、警察が注目する「トクリュウ」とは、一体何なのでしょうか?
トクリュウの正体:SNSを使った新型犯罪組織
トクリュウとは「匿名・流動型犯罪グループ」の略称です。警察庁が「治安上の脅威」と位置づける新しいタイプの犯罪組織とされています。
特徴的なのは、以下の3つのポイントです:
- SNSで匿名でつながる
- 指示役と実行役が完全に分かれている
- メンバーが流動的で特定が難しい
警察当局の捜査によると、トクリュウは約30個のアカウントを使い分けて指示を出していたとされています。アカウント名には「織田信長」「明智光秀」といった戦国武将の名前や、「JOJO」「ゴッサム」といった漫画やドラマの名前が使われていたと言われています。
このように巧妙な手口で若者を勧誘するトクリュウ。では、なぜ若者たちは危険な誘いに乗ってしまうのでしょうか?
若者を狙う悪質な手口
トクリュウの特徴的な勧誘方法は、以下のようなものだと言われています:
- 「ホワイト案件」「高収入」などの甘い言葉で募集
- 応募者に個人情報の提供を要求
- 個人情報を人質に、違法行為を強要
日給15万円以上
この金額を見て、あなたはどう感じますか?
普通に考えれば、あり得ない金額です。でも、本当にそうでしょうか?という疑問が湧いてしまう。それが、この手口の怖いところです。
【被害者の声】
「最初は普通のアルバイトだと思っていました」
「断ろうとしたら、家族のことを匂わされて...」
このように、一度応募してしまうと、なかなか抜け出せない仕組みになっているのです。
では、私たちはどうやってこの危険から身を守ればいいのでしょうか?
身を守るための具体的な対策
[画像: スマートフォン セキュリティ]
SNSでの不審な投稿やメッセージから身を守るため、以下の3つのポイントを覚えておきましょう:
- 異常な高額報酬には要注意
- 時給1万円以上は要注意
- 「すぐに稼げる」は危険信号
- 「簡単」「楽」な仕事は疑ってかかる
- 個人情報の提供は慎重に
- 免許証やマイナンバーの写真は絶対NG
- 住所や家族構成も安易に教えない
- LINEやDMでの個人情報のやり取りに注意
- 不審に感じたらすぐに通報
- SNSの通報機能を使う
- 警察の相談窓口に連絡
- スクリーンショットで証拠を残す
このように対策を知っておくことで、危険から身を守ることができます。