大人気漫画『推しの子』の最終回が、ファンの間で大きな話題を呼んでいます。
SNSでは「ひどい」「納得できない」という声が相次ぎ、異例の反響となっているんです。
私も連載開始から毎週欠かさず読んできた1人として、なぜこれほど多くのファンが落胆してしまったのか、徹底的に解説していきたいと思います。
おおお……推しの子最終話
— 楓 (@mejedo789) November 13, 2024
見事に投げっぱなしジャーマン3回転ひねりで大好きなキャラ達全部不幸にしにして見捨ててくれたわ!
酷い最終回でした2度と見たくありません!!!!#推しの子#推しの子完結 pic.twitter.com/1Tqf2aZJpF
1. 最終回で実際に何が起きたのか
最終回に至るまでの展開で、主人公アクアの死と、双子の妹ルビーがアイドルとして生きていく決意が描かれました。
特に注目を集めたのが以下の展開です:
- アクアの死
- ルビーのアイドル活動継続
- 有馬かなの衝撃的な行動(遺体へのビンタ)
これらの展開が、多くのファンの予想と大きく異なっていたことで、SNS上では様々な議論が巻き起こることになりました。
では、なぜこの展開がここまで大きな反響を呼んでしまったのでしょうか?
2. なぜファンが「ひどい」と感じた5つの理由
①ルビーの救済がない展開
物語を通じて大切な人々を次々と失ってきたルビー。母アイ、前世で慕っていたゴロー、そして最後には双子の兄アクアまでも失う結末となりました。
多くのファンは「ルビーに救いがなさすぎる」「18歳の少女にここまでの苦しみを背負わせるのは酷すぎる」と感じているようです。
②誰も幸せにならない結末
物語の終盤では、アクアが復讐を諦め、かなちゃんと共に新しい人生を歩むのではないかという期待がありました。しかし、実際の展開はそれとは大きく異なるものとなりました。
主要キャラクターだけでなく、姫川やMEMちょ、五反田監督といったサブキャラクターたちの結末も描かれないまま物語が終わってしまいました。
③展開の急な打ち切り感
物語の後半では、展開のスピードが急激に加速し、「無理矢理まとめた感がある」という指摘も多く見られます。
特に、アクアの急な退場や、ルビーの心情の変化が十分に描かれなかった点について、「打ち切りのような印象を受ける」という声が上がっています。
④重要な伏線が未回収
物語の核心に関わる重要な謎が、解決されないまま終わってしまいました。例えば:
- アクアとルビーの転生の理由
- アイの遺したDVDの内容
- ツクヨミの正体と目的
⑤かなの最後の行動への違和感
有馬かながアクアの遺体に対して行ったビンタという行為に、多くのファンが違和感を覚えているようです。
彼女の行動の意図や、アクアへの感情の真意について、様々な議論が巻き起こっています。
では、これらの展開は本当に「悪い結末」だったのでしょうか?
3. 作品の価値は最終回だけでは判断できない理由
確かに最終回への不満の声は大きいものの、作品全体としての評価は依然として高いと言えます。
その理由として:
- 芸能界の光と影を描いた深い洞察
- 複雑な人間関係の描写
- 伏線の張り方や物語の構成力
これらの要素は、最終回の評価とは別に、多くのファンから高く評価されています。