朝5時、まだ暗い東京・府中の運転免許試験場。100人を超える行列の大半が中国人です。
彼らは一体何を求めているのか?
実は、日本の運転免許を手に入れるため、わざわざ観光で来日する人も増えているんです。
最近、SNSで話題になっているこの現象。
実は、私たちの知らないところで、日本の運転免許を巡る状況が大きく変わってきているんです。
世界100カ国で運転可能!中国人が殺到する3つの理由
なぜ、わざわざ日本まで来て免許を取得しようとするのでしょうか?
その理由は、意外なところにありました。
1. 世界で使える便利な免許証
中国の運転免許で運転できる国は10数カ国程度。
でも日本の免許があれば、なんと約100カ国で運転できるようになります!
これは、ジュネーブ条約という国際的な取り決めに参加しているからなんです。
2. 観光ビザでもOK!
実は、日本に住んでいなくても免許が取れちゃうんです。
観光ビザで来日して、ホテルの住所を使って申請することも可能なんです(ただし、ホテルの承諾が必要です)。
3. 意外と簡単な試験内容
学科試験は10問の2択問題。
7問以上正解すれば合格です。
母国語で受験できるので、多くの人が思ったより簡単だった
と話しています。
意外と知らない?外免切替の仕組みと現状
外免切替という制度をご存知ですか?
これは、外国の運転免許を日本の免許に切り替える制度なんです。
試験場の様子は?
から府中試験場では完全予約制になりました。
予約は1ヶ月待ちの状態です。
一方、鮫洲試験場では先着順が続いています。
横浜や大阪の門真試験場では3-4ヶ月待ちという状況です。
具体的な手続きの流れ
- 書類審査(パスポート、外国の免許証など)
- 学科試験(2択10問)
- 技能試験(合格率約30%)
急増する事故の実態 - 安全性への懸念と課題
外国人ドライバーによる事故が年々増加しているという報告があります。
特に注目すべきは以下の点です:
- 年々100件単位で増加
- 交通ルールの理解度に差がある
- 事故対応の文化の違い
日本特有の交通ルールや歩行者優先の文化について、もっと丁寧な教育が必要かもしれない
どうなる?今後の展望と対策
現在、以下のような取り組みが検討されているようです:
- 試験内容の見直し
- 安全教育の強化
- 多言語での交通ルール説明の充実
運送業界の人手不足対策という側面もある中で、安全性の確保との両立が求められています。