腹へった 腹へった 腹へった
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誰もが共感する空腹感を歌い上げる力強い歌声が、、スクリーンに響き渡ります。
テレビ東京の看板ドラマ『孤独のグルメ』が、ついに映画化。しかも、主演の松重豊さんが初めて監督に挑戦します。そして主題歌を手がけるのは、なんとロックバンド「ザ・クロマニヨンズ」。
実は、この異色の組み合わせには、40年前の下北沢で始まった、知られざる友情の物語が隠されていたんです。
映画『孤独のグルメ』最新情報
テレビ東京開局60周年を記念して、に全国公開される映画『孤独のグルメ』。累計発行部数150万部を超える大人気漫画が原作で、からドラマ化されると、たちまち話題に。日本だけでなく、海外でも大きな支持を集めてきました。
今回の映画版では、おなじみの主人公・井之頭五郎が、思いがけない依頼をきっかけに、フランス、韓国、長崎、東京を巡る旅に出ます。その目的は子供の頃に飲んだスープ
を再現すること。でも、その道のりは決して単純ではありません。
このセクションで分かったのは、長年愛されてきた作品が、ついに映画という新しい挑戦を始めるということです。では、なぜ松重豊さんは初監督作品でこの「究極のスープ」を選んだのでしょうか?その答えは、40年前にさかのぼります。
松重豊×甲本ヒロト 40年の絆
初め、東京・下北沢。若き日の松重豊さんと甲本ヒロトさんは、同じ中華料理店「珉亭(みんてい)」でアルバイトを始めました。しかも、なんと同じ日に。
映画監督になりたい
という松重さんと、バンドマンになる
という甲本さん。夢は違えど、二人は意気投合。松重さんは当時、自主映画を撮影していて、その主演に甲本さんを起用したこともあったそうです。
[画像: 珉亭 外観]
監督にはなれないと夢を封印した
という松重さん。一方で甲本さんは、ザ・クロマニヨンズのボーカルとして活躍。そんな二人が40年の時を経て、映画『孤独のグルメ』で再び出会うことになりました。
このように、若き日の夢と挫折、そして40年後の再会という、思いがけないストーリーが二人を結んでいたんです。では、そんな二人が作り上げる映画は、どんな作品になるのでしょうか?
映画の見どころを徹底解説
映画版の最大の特徴は、なんといってもグルメドキュメンタリーの枠を超えた展開です。フランスから始まり、韓国、長崎、東京と、井之頭五郎が初めて本格的な"食の旅"に出ます。
そして、この映画のために書き下ろされた主題歌「空腹と俺」。シンプルでストレートな歌詞に、甲本ヒロトさんの力強い歌声が重なります。まさに、お腹が空いた時の気持ちを歌い上げた一曲です。
ここまでのポイントをまとめると、グルメ×人間ドラマ×音楽という、新しい『孤独のグルメ』の形が見えてきました。そして、12年間愛され続けたこの作品には、もうひとつ大きな展開が待っているんです。
ファンへの感謝を込めて
『孤独のグルメ』は、「THANKS PROJECT」という特別な企画をスタート。これまで撮影に協力してくれたお店に感謝状を贈る他、ファン向けの新商品も続々登場します。
特に注目なのが、お鍋用の小皿(とんすい)と中華皿。作品の世界観そのままに、自宅でも『孤独のグルメ』気分が楽しめます。また、2025年カレンダーには、ドラマでの名場面と料理情報が満載です。