ワールドシリーズ第2戦、ドジャースvsヤンキースの試合で大谷翔平選手が負傷する場面がありました。
4-1でリードする7回、二塁への盗塁を試みた際に左肩を痛める深刻なアクシデント。
現地の様子と、その後の状況をお伝えします。
1. 試合経過と負傷の瞬間
大谷選手は、この日「1番・指名打者」として出場していました。
第1打席は中飛、第2打席は三振、第3打席は遊ゴロと、なかなか結果が出ない展開が続いていました。
そして運命の第4打席。
4-1とリードする、4番手の右腕投手ホームズから四球を選び出塁します。
その後の2死走者一塁、T・ヘルナンデスの打席で盗塁を試みました。
滑り込みの際、バランスを崩して左手をつく形になり、その瞬間に左肩を痛めた様子。
大谷選手はその場に倒れ込み、すぐに「タイム」を要求しました。
2. 現場での状況と初期診断
すぐに駆けつけたチームトレーナーとの会話が、審判のマイクを通じて中継に入りました。
大谷選手は肩っすね。左
と痛みを訴え、トレーナーの外れた?
という質問にたぶん
と返答。
この会話から、左肩の脱臼の可能性が心配される状況となりました。
大谷選手は両腕を抱えられるようにしながら、ゆっくりとベンチへ下がっていきました。
球場全体が一瞬にして静まり返り、ファンたちは心配そうな表情で見守っていました。
3. チームと米メディアの反応
この負傷のニュースは、瞬く間に全米中に広がりました。
特に、大谷選手の活躍を常に追い続けてきた米メディアからは、大きな衝撃と心配の声が上がっています。
米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏はすぐにSNSで
ショウヘイ・オオタニが負傷した。吐きそうだとコメント。
エンゼルス時代から大谷選手を取材してきたアレックス・カリー氏もNoooooooooooooと、その衝撃の大きさを表現しました。
4. 肩の脱臼について知っておくべきこと
肩の脱臼は、野球選手にとって特に注意が必要な怪我の一つです。
通常、投球動作や打撃での負担で起こることが多いのですが、今回のように滑り込み時の衝撃で起こるケースも珍しくありません。
特に気になるのが回復期間です。
一般的な肩の脱臼の場合、完治までには4〜6週間ほどかかると言われています。
ただし、これは一般的な目安で、症状の程度や個人の回復力によって大きく変わる可能性があります。
5. 今後の見通しと影響
現時点では、詳しい診断結果はまだ発表されていません。
しかし、もし左肩の脱臼が確認された場合、短期的な復帰は難しいと考えられます。
チームにとっても大きな痛手となります。
大谷選手は今シーズン、打者としての活躍はもちろん、チームの主軸として重要な存在でした。
特にワールドシリーズという重要な舞台での離脱は、チーム全体に大きな影響を与える可能性があります。