「家に誰かが入ってきた」
未明、東京都三鷹市の静かな住宅街から、この緊急の通報が入りました。
深夜1時すぎ、複数の男が住宅に押し入ろうとした瞬間を、家の中にいた30代女性が察知。
すぐさま警察への通報を行い、大事な家族を守ることができました。
夜中に見知らぬ人が家に入ってくるなんて、考えただけでも怖いですよね。
でも、今回は住人の方の冷静な判断で、大きな被害を防ぐことができました。
みなさんも「もし自分の家だったら?」と考えながら、一緒に事件の詳細を見ていきましょう。
事件の詳細:何が起きたのか
事件が起きたのは。
三鷹市大沢の住宅に、複数の若い男が侵入しようとしました。
物音に気づいた30代の女性が誰か侵入している
と110番通報。
犯人たちは窓ガラスを割って中に入り、70代の男性の首に手を押し当てるなどの暴行を加えましたが、男性が抵抗したため、何も取らずに逃げ出しました。
当時、家の中には3人の家族がいました。
70代の男性、60代の妻、そして通報した30代の娘さんです。
幸いなことに、3人ともけがはありませんでした。
このように、住人の方の機転と抵抗によって、大きな被害は避けられました。
でも、この事件は住宅街の住民たちに大きな衝撃を与えています。
では、地域の人たちはどんな思いを抱いているのでしょうか?
近隣住民の声:"静かな住宅街"で起きた衝撃
現場となったのは、JR武蔵境駅から南に3キロほど離れた住宅街。
普段は車も人通りも少ない、静かな場所です。
「友人が近くに住んでいるので心配で見に来ました。
以前この辺りで空き巣被害もあったので、今はとても不安です」
と近所に住む70代の女性は話します。
「1人暮らしなのでとても怖いです。
事件が起きた時間、物音も聞こえなかったので驚きました」
と、80代の女性は不安な様子でした。
実は、この地域では以前から空き巣被害が報告されていたといいます。
静かな住宅街だからこそ、防犯への意識を高める必要があるのかもしれません。
では、なぜ今、このような事件が起きているのでしょうか?
実は気になる共通点があります。
関東で相次ぐ住宅侵入事件との関連性
警視庁によると、8月以降、関東地域では似たような手口の住宅侵入事件が相次いでいるといいます。
今回の事件でも、複数の若い男が深夜に住宅に侵入しようとした点が、これまでの事件と共通しています。
警察は、今回の事件と闇バイトとの関連性も調べているとのこと。
複数の犯人が若い男性とみられることから、SNSなどで勧誘される違法な仕事、いわゆる「闇バイト」との関係も視野に入れて捜査を進めているようです。
付近の防犯カメラの映像から、侵入したのは2、3人の若い男とみられています。
警察は強盗未遂事件として、逃げた人物らの行方を追っています。
このように、私たちの身近で犯罪が起きている現実。
では、どうやって自分や家族を守ればいいのでしょうか?
専門家に聞く:住宅侵入犯から身を守るには
防犯の専門家によると、住宅侵入犯から身を守るためには、「入りにくい家」を作ることが基本だといいます。
具体的には:
- 窓やドアの補強
- センサーライトの設置
- 補助錠の取り付け
などが効果的とされています。
また、今回の事件で効果を発揮したのが「早期発見・早期通報」です。
不審な物音がしたら、すぐに110番通報することが大切です。
一人で対応しようとせず、まずは警察に通報することを覚えておきましょう。