- 帯状疱疹って?症状と原因をわかりやすく解説
- 予防接種の費用はいくら?無料になる対象年齢は?
- 2種類のワクチン、どちらを選ぶ?それぞれの特徴を比較
- 発症リスクが高い人の特徴と予防のポイント
- まとめ:予防接種を受けるべき人とその理由
「最近、帯状疱疹になった人の話をよく聞くけど、どんな病気なんだろう?」
「予防接種があるって聞いたけど、いつ受けるべき?」
「来年から無料になるって本当?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実は帯状疱疹は、年齢を重ねるにつれて発症リスクが高まり、80歳までになんと3人に1人が経験する身近な病気なんです。
朗報なのは、から65歳の方を対象に予防接種が定期接種化され、費用の一部が公費負担になること。この記事では、帯状疱疹の予防接種について、わかりやすく解説していきます。
帯状疱疹って?症状と原因をわかりやすく解説
帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。
このウイルス、実は水ぼうそうが治った後も体の中に隠れたまま残っているんです。
主な症状は以下の3つです。
- ピリピリした痛み
- 帯状の赤い発疹
- 水ぶくれ
これらの症状が体の片側に出るのが特徴です。
痛みは徐々に強くなっていき、特に首から上に症状が出た場合は、目や耳にも影響が出ることがあるそうです。
気になるのは、治った後も痛みが残ることがある点です。
これを「帯状疱疹後神経痛」と呼び、10〜50%の方に起こるとされています。
ここまで見てきた通り、帯状疱疹は決して軽い病気ではありません。
では、どうすれば予防できるのでしょうか?
予防接種の費用はいくら?無料になる対象年齢は?
からの定期接種化で、対象となるのは以下の方々です。
- 原則65歳の方
- 60〜64歳でHIV感染により免疫が低下している方
- すでに65歳を超えている方は5年間の経過措置あり
経過措置期間中は、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳の方も定期接種の対象となります。
100歳以上の方は2024年度中に接種可能です。
現在の接種費用(自己負担)は次の通りです。
- 生ワクチン:約8,000円
- 組み換えワクチン:2回で計約44,000円
定期接種化後は公費での補助が入るため、自己負担額が大幅に軽減される見込みです。
このように予防接種の費用負担が軽くなるのは心強いですね。
では、2種類あるワクチン、どちらを選べばいいのでしょうか?
2種類のワクチン、どちらを選ぶ?それぞれの特徴を比較
帯状疱疹の予防接種には2種類のワクチンがあります。
1. 生ワクチン(商品名:ビケン)
- 1回の接種で済む
- 費用が比較的安価
- 効果は約10年で低下
- 免疫力が極端に低下している人は接種できない場合も
2. 組み換えワクチン(商品名:シングリックス)
- 2回接種が必要
- 費用は高め
- より高い予防効果
- 免疫力が低下している人でも接種可能
このように、それぞれに特徴があります。
では、誰が特に予防接種を検討すべきなのでしょうか?
発症リスクが高い人の特徴と予防のポイント
特に注意が必要なのは以下のような方々です。
- 50歳以上の方
- 疲れがたまっている方
- がんや糖尿病などの病気がある方
- アレルギーをお持ちの方
- 免疫力が低下している方