今日は満足度高いです
第3日を終えた山下美夢有選手の表情は晴らか。
この日も64という素晴らしいスコアをマークし、優勝へ大きく前進しました。
大王製紙エリエールレディス第3日、山下選手は規定より19打少ない好スコア(19アンダー)で首位をキープ。
2位の鈴木愛選手とは4打も引き離しての単独首位です。
この試合、実は大会記録の更新も見えてきました!
さらに、年間女王を決めた竹田麗央選手の年間賞金記録更新の可能性も。
見どころ満載の最終日を前に、気になるポイントを詳しく見ていきましょう。
山下美夢有、大会記録更新なるか?4打差で最終日へ
「攻めのゴルフをしっかりしてスコアを伸ばしたい」
そう話す山下選手の手応えは十分。
この日も2番、7番、8番で次々とバーディー(※規定打数より1打少なく上がること)を重ねました。
特筆すべきは、この日一度もミスをせずに回ったこと。
前日まで2日連続で65だったスコアを、この日はさらに1打更新する64で終えています。
「今日は満足度高いです。ショットで取れたバーディーがほとんどだったので、よかったです」
その言葉通り、ピンそば1メートルという絶好の位置にボールを寄せる場面が何度も見られました。
このペースで行けば、パー71設定での大会記録である21アンダー(年大会・藤田さいき選手)の更新も十分に視野に入ってきました。
鈴木愛、"期待しない作戦"で追う展開に
実は鈴木選手、このコースとは深い因縁があります。
なんと、過去6度も2位フィニッシュを経験。
年以降だけでも4度の2位を含め、トップ3に5度入るという好相性のコースなんです。
ところが今回、鈴木選手の戦い方が少し違います。
「今週はあまり自分に期待せずにやっています」
その言葉の裏には、昨年の予選落ちという経験がありました。
この大会で11年連続13回目の出場となる鈴木選手。
プロ転向後初めての予選落ちを経験し、心境に変化が訪れたようです。
「ちょっと、自分の中でガラッとイメージが変わった。今週は恐る恐るコースに入ってきた感じ」
その"期待しない作戦"が功を奏してか、初日から「67」→「66」→「65」と着実にスコアを伸ばしています。