【2024年3月】松本人志出演の2つの人気番組が終了へ ─ ワイドナショーとだれかtoなかいの10年の軌跡
普段スクープされる側の芸人が、個人の見解を話しに集まるワイドショー番組
の深夜番組としてスタートした『ワイドナショー』は、この斬新なコンセプトで多くの視聴者の心を掴みました。
そして、この番組と、もう一つの話題作『だれかtoなかい』が同時に終了することが明らかになりました。
10年以上の歴史を持つ番組と、新しい挑戦として注目を集めた番組が、なぜ同時期に幕を閉じることになったのか、詳しく見ていきましょう。
番組終了の経緯と背景
フジテレビは、日曜朝の情報番組『ワイドナショー』と、日曜夜のトークバラエティー『だれかtoなかい』が2024年3月で終了すると発表しました。
この発表の背景には、複数の要因が絡み合っていると考えられています。
大きな転機となったのは、の松本人志氏の芸能活動休止です。
松本氏は、週刊文春の報道内容を否定し、裁判に注力するため活動を休止すると表明。
これにより、両番組は主要な出演者を失うことになりました。
『ワイドナショー』の変遷:
- 2022年4月から松本氏は隔週出演に
- 2023年3月に松本氏が降板
- 視聴率に以前ほどの勢いが見られなくなる
『だれかtoなかい』の変化:
- 『まつもtoなかい』から番組名変更
- 出演者の変遷を経験
- 番組の方向性の見直しが必要に
報道によると、複数のスポンサー企業が2024年1月以降、番組への社名表示(提供クレジット)を取りやめるなど、番組を取り巻く環境にも変化が生じていました。
ワイドナショー10年の歴史 ─ 深夜番組から日曜の顔へ
『ワイドナショー』の成功の秘密は、その独特なコンセプトにありました。
芸能人が「スクープされる側」から「語る側」に回るという斬新な試みは、視聴者に新鮮な驚きを与えました。
特筆すべき放送回:
の吉本興業の闇営業問題を取り上げた回。
生放送で松本や東野幸治が所属事務所への思いを語るという、前代未聞の展開に。
この回は、芸能人が「当事者」として語るという番組コンセプトが最も活きた瞬間だったと言えるでしょう。
放送作家の藤井健太郎氏は「他の芸人が2、3回発言して1個使える時に、松本さんは10回発言して10個全部使える」と評価
だれかtoなかい ─ 松本×中居の異色対談が残したもの
『だれかtoなかい』(当初は『まつもtoなかい』)は、松本人志と中居正広という異色の組み合わせで注目を集めました。
特に、ゲストとの対面トークにおいて、両者の異なる視点が化学反応を起こすような展開が人気を呼びました。
番組の変遷:
- 中居氏の単独MC期間
- 二宮和也氏が加入
- ムロツヨシ氏が相棒に