年を取るのが怖い
老後が不安...
そんな気持ち、わかります。でも、ちょっと待ってください。
実は「人は年を取るほど幸せになれる」という、意外な事実があるんです。
これは、30年以上にわたって6000人以上の高齢者を診てきた精神科医・和田秀樹先生が教えてくれた言葉です。にベストセラー第1位になった『80歳の壁』の著者である和田先生は、徹子の部屋でも話題になったように、多くの高齢者との関わりから「後悔しない老後」のヒントを見つけ出しました。
では、本当に年を重ねることで幸せになれるの?その秘密を、和田先生の知見から紐解いていきましょう。
「80歳の壁」って何だろう?
「80歳の壁」というと、なんだか乗り越えるのが大変そうですよね。でも実は、この「壁」は私たちが思っているよりずっと優しいものなんです。
和田先生が6000人以上の患者さんを診察してきた中で見えてきたのは、80歳という年齢には特別な意味があるということ。この年齢を境に、人生の見方が大きく変わる人が多いそうです。
それは決してマイナスの変化ではありません。むしろ、多くの人がより穏やかに、より幸せに生きられるようになるターニングポイントなのです。
ここまで「80歳の壁」について見てきましたが、みなさんはどう感じましたか?では次に、なぜ多くの人が後悔を感じてしまうのか、その理由を見ていきましょう。
高齢者が後悔する3つのこと
和田先生の診察室で多く聞かれる後悔は、大きく3つに分類されるそうです。
- お金に関する後悔
- 医療との付き合い方の後悔
- 人間関係の後悔
特に多いのが「我慢しすぎた」という後悔です。
「あの時もっとお金を使えばよかった」
「好きなことをやればよかった」
「もっと人と関わればよかった」
こんな声が多く聞かれるそうです。
これらの後悔には共通点があります。それは「必要以上に自分を抑制してしまっていた」ということ。実は、この気づきこそが「後悔しない老後」への重要なヒントになっているんです。
ここまで高齢者の方々の後悔について見てきました。では次に、これらの後悔を未然に防ぐために、私たちに何ができるのか考えていきましょう。
後悔しない老後のための具体的なヒント
和田先生が強調するのは「自分らしく生きること」の大切さです。
具体的には:
1. 適度な贅沢を楽しむ
- 全てを我慢する必要はありません
- 自分の幸せのために使えるお金は使う
- ただし、計画的な支出を心がける
2. 医療とうまく付き合う
- 定期的な健康診断を受ける
- 気になることは早めに相談
- 医師とコミュニケーションを取る
3. 人との関係を大切にする
- 家族や友人との交流を続ける
- 新しい趣味や活動にチャレンジ
- コミュニティに参加する
特に注目したいのは、和田先生の「人は年を取れば取るほど幸せになる」という言葉です。これは、長年の診察経験から導き出された重要な発見です。
なぜなら、年齢を重ねることで:
- 自分の価値観がはっきりする
- 無理な我慢をしなくなる
- 本当に大切なものが見えてくる
といった変化が起きるからだそうです。