休日の公園でホッとできる場所、それが公衆トイレ。
特に小さな子どもがいる家族にとって、清潔で使いやすい公園のトイレは、外出の重要なポイントですよね。
でも今、栃木市では、そんな大切な公園のトイレが次々と壊される事件が起きています。
被害総額はなんと180万円。
私たちの税金で設置・管理されている施設が破壊され、利用できなくなってしまう事態に、地域の不安が広がっています。
連続破壊事件の概要と被害状況
栃木市内の5つの公園で、からにかけて計6件のトイレ破壊事件が発生しました。
洗面台、トイレタンク、便座、鏡など、トイレの主要な設備が次々と破壊されています。
特に気になるのは、被害を受けているのが多目的トイレや男子トイレだということ。
車いすの方やお子さん連れの方が使う多目的トイレが使えなくなることで、影響は広がっています。
このような被害は栃木市だけではありません。
隣接する鹿沼市でも、からの間に7件の同様の被害が報告されています。
いつ、どこで何が起きているのか
時系列で見ていくと、事件の深刻さが見えてきます:
- :西方総合公園で最初の被害
- - 多目的トイレの洗面台と鏡が破壊
- :2件の被害
- - 西方総合公園の別のトイレ
- - 惣社第一公園(小便器、便座、洗面台)
- :3件の被害
- - 錦着山公園を含む3カ所でトイレタンクなどが破壊
トイレ破壊による影響と市民生活への支障
「公園に行っても、トイレが使えない」
「子どもを遊ばせる時間を短くせざるを得ない」
こんな声が地域の親御さんから上がっています。
特に影響が大きいのは:
- 小さな子どもがいる家族
- お年寄り
- 障がいのある方
- ウォーキングやジョギングを楽しむ方々
また、修理費用約180万円は、私たちの大切な税金から支払われることになります。
この金額があれば、子どもの遊具を新しくしたり、公園の整備を行ったりすることができたはずです。
行政の対応と現在の対策
栃木市では以下の対策を実施しています:
- 栃木署への被害届提出
- 地域内36カ所の公園に注意喚起ポスター掲示
- パトロールの強化
現在、被害にあったトイレの一部は使用できない状態が続いています。
修理には時間がかかるため、当面は近くの別の公園のトイレを利用する必要があります。
公園を安全に利用するために
私たちにできること:
- 不審な行為を見かけたら、すぐに警察や市役所に連絡
- 子どもたちに公共施設を大切にする心を教える
- コミュニティで声を掛け合い、見守りを強化