- 30万円!? なぜチケットが高額転売されるのか
- チケット転売の実態:Snow Manチケットが100万円に
- STARTO社の法的対応:転売者情報の開示に成功
- チケット転売サイトの対応と今後の展開
- ファンができる対策と今後の展望
「定価9,700円のコンサートチケットが、なんと100万円で転売されていた――」
こんな信じられない価格でチケットが取引される時代。
STARTO社(旧ジャニーズ事務所)が日本で初めて、チケット転売サイトから転売者の情報開示に成功し、大きな転機を迎えています。
30万円!? なぜチケットが高額転売されるのか
「チケットが買えない」「高すぎる」
こんな声、よく聞きませんか?
実は、アイドルグループ「少年忍者」のイベントでは、たった1公演で2,901件もの転売が確認されました。
最高額はなんと30万円。
10万円以上の出品が300件以上もあったんです。
でも、なんでこんなことが起きるんでしょうか?
主な理由は二つあります:
- 人気公演のチケットは、正規販売ですぐに完売してしまう
- 転売サイトでは、定価の何倍もの価格でチケットが出品される
本来ファンが適正価格で買えるはずのチケットが、転売目的で買い占められているんですね。
このような状況は、アーティストもファンも望んでいません。
でも、問題はもっと深刻でした。
チケット転売の実態:Snow Manチケットが100万円に
もっと驚きの事実があります。
Snow Manのコンサートチケット。
定価1枚9,700円のチケットが、2枚セットで100万円という法外な価格で転売されていたことが明らかになりました。
これだけの規模になると、単なる転売の問題を超えて、興行ビジネス全体に影響を与える深刻な問題となっています。
では、この状況に対して、どんな対策が取られているのでしょうか?
STARTO社の法的対応:転売者情報の開示に成功
STARTO社は、コンサート主催会社のヤング・コミュニケーション(YC社)と協力して、画期的な対策を実施しました。
具体的には:
- チケット流通センターに対して、転売者の情報開示を要求
- 裁判所への申立てを経て、に情報開示に成功
- 日本初となる転売サイトからの情報開示
この成功は、チケット転売問題に対する新たな一歩となりました。
現在は、開示された情報をもとに、不正転売行為に対する責任追及を検討しているとのこと。
これにより、今後の高額転売の抑制が期待されています。
チケット転売サイトの対応と今後の展開
各転売サイトの対応にも変化が見られます:
チケット流通センター:
- STARTO関連の販売ページに注意喚起を表示
- 転売禁止法に関する案内を掲載
チケットジャム:
- トップページに「STOP不正転売」のバナーを設置
- ただし、任意での情報開示には応じず
STARTO社は、チケットジャムに対しても、Snow Manのコンサートチケット1,224件について情報開示を求めており、現在は裁判手続きの準備を進めているそうです。