一番近くにいる人を守れない人は国を守れない
朝、特別国会の開会日。国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が、妻から投げかけられたというこの言葉とともに不倫報道について謝罪しました。
衆院選で躍進し、次の総理大臣を決める重要な投票でキーパーソンとなるはずだった大切な日。なぜ、このタイミングでの報道だったのでしょうか?
特別国会初日に飛び込んだ不倫報道の全容
朝、週刊誌「FLASH」のウェブ版で、玉木代表と元グラビアアイドルとの関係が報じられました。相手の女性は、玉木代表の地元である香川県・高松市の観光大使も務めていました。
報道によると、二人が会ったのは。衆院選の投開票(27日)から間もない時期でした。玉木代表は、この出来事について妻にも事前に報告していた
と説明しています。
しかし、なぜこのタイミングでの報道だったのでしょうか?その背景には、政界の複雑な事情が隠されているようです。
このように突然の報道で揺れた国会初日。では、玉木代表は具体的に何を語ったのでしょうか?
玉木代表本人は何を語ったのか
玉木代表は11日午前9時半からの記者会見で、報道された内容についておおむね事実です
と認めました。
特に注目すべきは、以下の3つのポイントです:
- 1. 妻への事前報告
10月30日に会うことは妻にも報告していました
と説明。ただし、深夜の外出となったことについては反省の意を示しています。- 2. 家族との話し合い
- 週末には家族と時間をかけて話し合いを持ち、特に息子からは
103万円控除の引き上げをしっかりやってこい
と励ましの言葉をもらったと明かしました。 - 3. 代表続投への意向
仲間の意見を聞きたい
と述べ、党の判断に委ねる姿勢を示しました。
なぜこのタイミングでの報道だったのか
政界にはスキャンダル報道には必ずタイミングがある
と言われています。今回のケースを時系列で見ていきましょう。
- :衆院選投開票
- :報道された出来事
- :特別国会初日(総理大臣指名選挙)
政界と地元への波紋
政界への影響
- 1. 総理大臣指名選挙への影響
- 国民民主党は28議席を獲得し、キャスティングボート(結果を左右する重要な一票)を握る立場にありました。
- 2. 党運営への影響
- 玉木代表は続投となりましたが、榛葉幹事長からは
声が枯れるほど大きな声で『しっかりしてくれ』と申し上げました
という厳しい言葉も。
地元への影響
- 高松市は観光大使の処遇を
事実確認中
とし、解任を含めた検討を進めています。 - 地元支援者からも様々な声が上がっているとされています。
党代表続投の理由と今後の展望
玉木代表の続投が決まった背景には、以下の要因があると考えられています:
- 1. 家族の理解
- 妻や子どもとの話し合いを経て、政策実現への期待も示されました。
- 2. 党内の判断
- 両院議員総会では、新人議員を含む党員の前で謝罪。続投への理解が得られました。
- 3. 政策実現への期待
- 特に
103万円控除の引き上げ
など、党として掲げる政策の実現を優先する判断がなされたとみられています。
今後の注目点
- 政策実現への取り組み
- 党内信頼の回復
- 地元との関係修復