え!これ豊山!?
別人みたい!
大相撲の人気力士として知られた豊山が、テレビ番組に出演した際、視聴者からこんな驚きの声が上がりました。
なんと、引退後わずかで73kgもの減量に成功したんです。
これって、軽自動車1台分の重さを落としたのと同じくらい。
そんな驚きの変身を遂げた元力士の姿に、多くの人が釘付けになりました。
でも、不思議に思いませんか?なぜ力士は引退すると、こんなに変われるのでしょうか?
力士は引退後どんな生活を送るの?
実は、力士の引退後の人生は、私たちの想像以上に多様なんです。
今回は、まったく違う道を選んだ2人の元力士の物語をご紹介します。
大幅減量に成功して俳優デビューを果たした豊山と、相撲界に残って親方になった元大関・貴景勝です。
28歳という若さで引退し、すぐに湊川親方として相撲界に残る道を選びました。
主な仕事は、九州場所での西の花道警備。
これは、江戸時代から続く大切な伝統なんです。
一方の豊山は、なんと188kgから115kgまで体重を落とし、山田孝之さんが主演の映画『十一人の賊軍』で俳優デビューを果たしました。
このように、力士の第二の人生には様々な可能性があるんです。
では次に、多くの人が気になる「なぜ引退すると痩せられるの?」という疑問について見ていきましょう。
なぜ力士は引退すると痩せられるの?
豊山は引退後、わずか1年で73kgの減量に成功しました。
これは、どうして可能だったのでしょうか?
現役力士は、体重を維持するための特別な生活を送っています。
朝稽古の後のちゃんこ鍋で栄養を補給し、昼寝をして体重を維持する。
これが基本的な生活リズムです。
でも、引退後はこの生活スタイルから解放されます。
3食の量や内容を自由に選べるようになり、運動の種類や時間も自分で決められるようになるんです。
豊山の場合、食事制限と適度な運動を組み合わせることで、健康的な減量に成功したと言われています。
ここまで減量についてお話ししてきましたが、次は相撲界に残る道について詳しく見ていきましょう。
みなさんは、親方の仕事について詳しくご存知ですか?
相撲界に残る道〜親方としての新生活〜
湊川親方(元・貴景勝)が務める花道警備。
実はこれ、とても重要な仕事なんです。
土俵上の取組はもちろん、観客の安全も見守る必要があります。
新人親方がこの役目を担当するのは、長年の伝統とされています。
興味深いのは、湊川親方が初日から一度もイスに座らず、立ち続けて任務を果たしていたという事実。
現役時代と同じように、真摯に仕事に取り組む姿勢が見えますね。
このように、相撲界の伝統は新しい世代へと確実に引き継がれています。
ここからは、相撲界を離れて活躍する元力士たちの話題に移っていきましょう。
意外な転身先〜芸能界で活躍する元力士たち〜
豊山の俳優デビューは、多くの人の注目を集めました。
新潟での映画『十一人の賊軍』の舞台挨拶には、1000人以上のファンが集まったそうです。
実は、力士から芸能界に転身する例は珍しくありません。
元大関の把瑠都さんは、引退後タレントとして活躍していますし、元関脇・琴光喜さんも俳優として新境地を開いています。
では最後に、これからの相撲界について考えていきましょう。
伝統を守りながら、どんな変化が起きているのでしょうか?