- 正力松太郎賞とは?プロ野球界最高峰の栄誉を解説
- なぜ三浦監督が選ばれたのか?満場一致での選出理由
- DeNAの下克上ストーリー:3位からの日本一への軌跡
- 大谷翔平選手も特別賞で3度目の受賞!
- まとめ:三浦監督の次なる挑戦
「日本一からリーグ優勝へ」
いつもと逆の目標を掲げた男がいます。
DeNAの三浦大輔監督です。3位からの大逆転で日本一に輝いた手腕が認められ、の正力松太郎賞を受賞しました。
しかも、選考委員全員が賛成する満場一致での選出。これは、プロ野球界でも最高レベルの評価といえるでしょう。
正力松太郎賞とは?プロ野球界最高峰の栄誉を解説
まずは、この賞について簡単に説明させてください。
正力松太郎賞は、プロ野球の発展に大きく貢献した選手や監督に贈られる賞です。に作られ、賞金は500万円(特別賞は300万円)と、金額からも重みが伝わってきます。
選手、監督、コーチ、審判員が対象で、野球界の重鎮たちが選考委員として選出を行います。今回の選考委員には、王貞治さん(ソフトバンク球団会長)をはじめとする、野球界を代表する方々が名を連ねています。
実は、この賞の過去の受賞者を見ると、その価値がよくわかります。イチローさん、長嶋茂雄さん、王貞治さんなど、誰もが知る野球界のレジェンドたちが受賞してきました。
三浦監督は、この栄えある賞の史上22人目の監督受賞者となりました。
なぜ三浦監督が選ばれたのか?満場一致での選出理由
三浦監督の受賞理由として、特に注目されたのが「下克上」での優勝です。
レギュラーシーズンでは3位に終わったDeNAが、クライマックスシリーズで2位の阪神、優勝の巨人を次々と倒し、さらに日本シリーズではパ・リーグを制したソフトバンクまで下しました。
野球の世界では勝負の世界は勝たないといけない
という言葉がよく使われます。今回の選考委員会でも、座長を務めた王貞治氏が、この言葉とともに三浦監督の手腕を高く評価しました。
そして見逃せないのが、この優勝がDeNAにとって実に26年ぶりの日本一だったという点です。
DeNAの下克上ストーリー:3位からの日本一への軌跡
「常勝チーム」ではないDeNAが、なぜ日本一になれたのか?
その答えは、三浦監督の采配にありました。
レギュラーシーズンでは貯金わずか2という成績。でも、チームは諦めませんでした。監督が選手一人一人の長所を活かす采配を続け、まさに「チーム一丸」となって戦い抜きました。
特に印象的だったのは、日本シリーズでのソフトバンク戦。パ・リーグで貯金42という圧倒的な強さを見せていた相手に対し、4勝2敗で勝利を収めました。
大谷翔平選手も特別賞で3度目の受賞!
この正力松太郎賞には「特別賞」という枠もあり、今回、大谷翔平選手が3度目の受賞を果たしました。
これは、に続く受賞で、メジャーリーグで活躍する日本人選手として、その功績が評価されたものです。