瀬戸内海に架かる瀬戸大橋の上空から見た光景は、まるで時が止まったかのよう。
朝の通勤ラッシュ時、巨大な橋の上で、一本の列車が静かに佇んでいます。
突然の停車から始まった、150人の"橋上待機"。
いったい、何が起きているのでしょうか?
発生状況|瀬戸大橋のどこで何が起きた?
頃、瀬戸大橋を走っていた列車が突然停止しました。
場所は橋の途中、櫃石島(ひついしじま)付近。
止まったのは、高松駅をに出発し、岡山駅に向かっていた「マリンライナー10号」です。
車内には乗客約150人と乗務員2人が乗っていました。
原因は「電車に電気を送る線(架線)が切れた」ため。
この線が切れると、電車は動けなくなってしまいます。
まとめると、朝の通勤時間帯に、多くの人が乗った列車が瀬戸大橋の上で動けなくなってしまったというわけです。
では、橋の上で足止めされた乗客たちは、どんな状況に置かれているのでしょうか?
乗客の状況|橋上の150人は無事?対応状況は?
JR四国の発表によると、の時点で、乗客の中に体調を崩された方はいないとのことです。
ただし、瀬戸大橋の上という特殊な場所での停車。
簡単に外に出ることもできません。
JR四国は、動けなくなった列車を引っ張るための車両(レスキュー車両)を手配。
一刻も早い救助を目指しています。
まとめると、幸い乗客の体調に問題はないものの、橋の上という場所柄、慎重な対応が必要な状況が続いています。
この事態は、他の電車の運行にも大きな影響を与えているようです。
詳しく見ていきましょう。
運休情報|影響を受ける列車と区間まとめ
この事故の影響で、児島駅から高松駅の間で列車が運転できない状態が続いています。
主な影響を受けている列車をご紹介します:
- ◆特急列車
- ・しおかぜ号(上下線多数)
- ・南風(上下線多数)
- ◆観光列車
- ・アンパンマントロッコ(全4本運休)
- ◆快速列車
- ・マリンライナー(上下線多数)
午後0時台までは、瀬戸大橋を通る列車の運転を取りやめることが決まっています。
ここまで見てきた運休情報を踏まえて、これから移動を予定している方々は、どのような対応をすればよいのでしょうか?
代替手段|今後の運行と振替輸送情報
現時点では復旧の見通しが立っていません。
これから移動を予定している方は、以下の方法で最新情報を確認することをおすすめします:
- JR四国の公式サイト
- JR西日本の公式サイト
- 各駅の案内表示や駅員さんへの確認
特に急いでいる方は、他の交通手段(高速バスなど)への振り替えも検討した方が安心かもしれません。
ここまでの内容をまとめながら、瀬戸大橋の列車運行について、知っているようで意外と知らない豆知識をご紹介しましょう。