このまま一生会わないっていうのも、どうなのかな
人気料理研究家として知られるリュウジさんが、そんな何気ない言葉とともに27年ぶりに再会を果たしたのは、実の父親でした。
動画配信サイトで1000万人以上の登録者を抱える料理界のスター。その彼が、カメラの前で明かした意外な素顔と、知られざる家族の物語をお伝えします。
リュウジと父親、27年ぶりの再会までの道のり
「バズレシピ」の生みの親として、多くの人々の食卓を賑わせてきたリュウジさん。そんな彼が、最近になって明かしたのは、27年間会っていなかった父親との再会でした。
この再会は、別の実業家との縁がきっかけとなりました。最近26年ぶりに祖父との再会を果たした実業家・桑田龍征さんのYouTubeチャンネルを通じて実現したのです。
実は父親の連絡先は知っていたものの、なかなか会うタイミングを掴めずにいたリュウジさん。自ら桑田さんに話を持ちかけ、この再会が実現することになりました。
このように、長年の時を経て実現した親子の再会。では、なぜリュウジさんは今このタイミングで父親に会うことを決意したのでしょうか?
なぜ今、父との再会を決意したのか
父親との最後の記憶は、小学校3〜4年生の頃。両親の離婚により、それ以来会うことはありませんでした。
しかし興味深いことに、父親はリュウジさんの活躍を遠くから見守っていたようです。メディアで活躍する息子との「接点ができるかもしれない」との思いから、自らインスタグラムを開設し、毎日投稿を続けていました。
「最初はね、割と軽い気持ちだったんですけど、日が近づいてくるごとに『あ、これ自分と向き合う話か』と思って。結構大事だったんだって感じはありますね」
とリュウジさんは率直な思いを語っています。
このように、親子それぞれが自分なりのやり方で、再会への準備を重ねていたことがわかります。では、実際の再会の場で、二人はどのように向き合ったのでしょうか?
料理を通じた親子の絆づくり
再会の場で二人が選んだのは、料理対決という形でした。リュウジさんのYouTubeチャンネルで、訳あって『27年』も生き別れた実の父親と麻婆豆腐対決しました
というタイトルで公開されました。
父親は現在、美容師としての仕事に加え、モデル活動も行っているそうです。そんな父親でしたが、料理の腕前も息子に負けず劣らず。手際の良さを見せる場面もあったといいます。
27年ぶりの再会という重たいテーマを、料理という身近な題材で和らげる。それは、まさにリュウジさんらしい選択だったのかもしれません。
このように料理を通じて新たな一歩を踏み出した親子。しかし、この再会には触れることのできない複雑な事情もありました。それは、どのような状況だったのでしょうか?
家族への配慮と複雑な心境
実は、この再会について、リュウジさんは母親に伝えていないと明かしています。
「言ったほうがいいかな」
と悩みつつも、
「お母さんには言っていいと思うんだけど、ほかの人たちがね、めんどくさいのよ」
と、家族関係をめぐる複雑な思いを吐露しています。
このような慎重な姿勢からは、家族への深い配慮と、再会に至るまでの葛藤が垣間見えます。
家族関係の修復には時間がかかるもの。その中で、一歩一歩進んでいこうとする姿勢に、多くの視聴者が共感を寄せています。では、この再会は人々にどのように受け止められたのでしょうか?
ファンからの反響と今後の展開
動画のコメント欄には、様々な反応が寄せられています。
「当事者にしかわからない、色んな葛藤がある中でお父様と会ったリュウジさんは凄いと思う」
「普段通りのように明るく振る舞えるリュウジさん尊敬」
「リュウジさんとお父さんの笑顔を見れて良かった」
など、リュウジさんの決断を支持し、これからの親子の関係を温かく見守る声が多く寄せられています。