年末年始の大切な時期に、まさかネットバンキングが使えなくなるとは...
りそな銀行でから発生していた個人向けネットバンキングの障害。
多くの利用者が不安を感じられたことでしょう。
この記事では、今回の障害の詳細と、預金者の皆さまが本当に知りたい情報をわかりやすくまとめました。
何が起きたの?障害の概要と影響
りそな銀行の個人向けネットバンキングで、夜から断続的にアクセスしづらい状態が続いていました。
特に頃からは完全に利用できない状況となり、ごろに復旧しました。
この障害は、りそなグループ全体(りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行)に影響が及びました。
原因は「DDoS攻撃」と呼ばれる、システムに大量のデータを一斉に送りつけて混乱させる手法によるものとされています。
最近では、日本航空(JAL)や三菱UFJ銀行でも同様の攻撃による障害が確認されています。
ここまで障害の概要を説明してきましたが、多くの方が気にされているのは「自分の預金は大丈夫なのか」というポイントではないでしょうか?
預金は安全?利用者への影響
まず、最も気になる点からお伝えします。
りそな銀行の発表によると、今回の障害による顧客データの流出は確認されていません。
預金残高や個人情報は安全が確保されているとのことです。
また、以下のサービスは通常通り利用可能でした:
- ATMでの入出金
- 窓口での取引
- 法人向けインターネットバンキング
影響があったのは、個人向けネットバンキングの以下のようなサービスです:
- 残高照会
- 振込・送金
- 定期預金の手続き
- 住所変更などの各種手続き
ここまで、預金の安全性と実際の影響について見てきました。
では、今後同じような事態に遭遇した場合、私たちにできる対策はあるのでしょうか?
今後の対策と注意点
今回のような障害に備えて、以下のような対策を取っておくことをおすすめします:
-
複数の取引手段を確保する
- ATMの利用
- 窓口取引
- スマートフォンアプリ(ネットバンキングとは別の場合も)
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急ぎの取引は早めに済ませる
- 給与振込の確認
- 公共料金の支払い
- 年金の受け取り確認
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通帳記入はこまめに行う
- 残高や取引履歴を定期的に確認
- 不審な取引がないかチェック
なお、りそな銀行では、年明けにみなと銀行とのシステム統合が予定されていますが、今回の障害との関連性はなく、統合にも影響はないとされています。
これまで対策について見てきましたが、同様の事例は他の金融機関でも起きています。
では、私たちはこれらの事例から何を学べるのでしょうか?
他の金融機関での類似事例
最近では、三菱UFJ銀行やJALでも同様の攻撃による障害が報告されています。
これは、デジタル化が進む現代社会における新たな課題として注目されています。
特に年末年始は、多くの金融取引が集中する時期であり、システムへの負荷も通常以上に高まると言われています。
このような状況を踏まえると、普段から以下のような心構えを持っておくことが大切です:
- 急な取引が必要になる可能性を考慮し、余裕を持った計画を立てる
- 定期的な取引は前倒しで済ませておく
- 複数の取引手段を把握しておく