ライデル・マルティネス、巨人と2年24億円契約の真相｜MLBの92億円オファーを断った理由と中日ファンの反応

「日本一になりたい」

中日で8年間、チームを支え続けたライデル・マルティネス投手が口にした言葉です。

その夢を叶えるため、彼は新たな挑戦を選びました。

巨人との2年24億円での契約。

この決断の裏には、どんな思いが隠されているのでしょうか？

ライデルマルティネス投球フォーム

巨人との契約条件は？MLBでの市場価値と比較

キューバのメディア「ペロタ・キューバ」の報道によると、マルティネス投手は2年総額24億円で巨人と契約を結んだとされています。

母国キューバの野球場で契約書にサインを行ったとのことです。

■ MLBでの市場価値

全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ記者によると、マルティネス投手のMLBでの市場価値は5年または6年で77億円から92億円程度だったと言われています。

このように、MLBではより好条件での契約が見込めた可能性があります。

では、なぜマルティネス投手は巨人を選んだのでしょうか？

マルティネス投手のコメント：
「ジャイアンツはセ・リーグで最高のチームの一つで、常にプレーオフに出場しています」

「私の夢は日本シリーズに出場して優勝すること」

この発言から見えてくるのは、日本一への強い思いです。

中日では8年間在籍しましたが、残念ながらクライマックスシリーズに出場する機会はありませんでした。

チームの実力と優勝への近道を考えた結果の決断だったのかもしれません。

2023年シーズンの輝かしい記録

中日での在籍期間中、2度のセーブ王に輝いた実力者。

2023年シーズンの年俸は推定2億3000万円でしたが、その実力は十分にそれに見合うものでした。

11月の帰国時のコメント：
「すごく居心地がよくていいチーム。ファンも素晴らしい応援をしてくれて、もう１つの家族みたいな存在」

■ ファンの様々な声

一方で、帰国時の涙の別れと、移籍後のコメントの温度差に戸惑いの声もあります。

「あの涙の後にコレはキツイが」「あの涙はお芝居だったんかな」といった声も見られます。

マルティネス投手は巨人で、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。

彼自身が日本で最も重要なチームの一つのクローザーに私を選んでくれたと語るように、巨人でも最後を締める重要な役割を任されることが予想されます。

MLB移籍組の好例

昨オフ、カブスに移籍した今永昇太投手が1年目から15勝3敗、防御率2.91という好成績を残したように、実力のある投手は環境が変わっても十分に活躍できることを示しています。

マルティネス投手は、まだ28歳という若さ。

これからが本当の勝負です。

中日での8年間の経験と実績を胸に、巨人での新たな挑戦が始まります。

日本一への夢を追いかける彼の姿は、きっと野球ファンに新たな感動を届けてくれるはずです。