- 契約更改で見せた村上宗隆の決意とは
- なぜ2025年後なのか?メジャー挑戦までの道のり
- チーム愛が生んだ要望 - 怪我人の復帰プロセス改善へ
- 世界が注目する24歳の実績と可能性
- ファンが知りたい!村上選手の2024年シーズンの目標
「来シーズンは日本でやる最後のシーズンになる」
ヤクルトの4番打者・村上宗隆選手(24)が、の契約更改で示した決意の言葉です。年俸6億円で契約を更新した村上選手。しかしその場で語られたのは、個人の契約条件ではなく、チームへの熱い思いでした。
契約更改で見せた村上宗隆の決意とは
契約更改の席で村上選手が最も強く訴えたのは、チームの課題解決でした。
「もう1年やらせていただくということで、チームの優勝に向けてどうしていくのがいいかっていうのを話しました」
と語る村上選手。
特に印象的だったのは、自身の契約条件よりも、チーム全体の強化について熱心に話し合いを持ったという点です。今シーズン、打撃タイトル2冠に輝いた村上選手ですが、その成績以上にチームの未来を見据えた発言が注目を集めています。
このように、契約更改の場でチーム愛を示した村上選手。では、なぜ2025年後のメジャー挑戦というタイミングを選んだのでしょうか?
なぜ2025年後なのか?メジャー挑戦までの道のり
メジャー挑戦の時期について、村上選手は
「今年(25歳)ルールが改正されたら、メジャーに挑戦するというのは、球団の方と話をして決めてくださったこと」
と説明しています。
実は村上選手、プロ入り以来7年間で241本塁打を放っています。これは同年代の選手と比べても圧倒的な数字です。その実力は海外でも注目されており、米メディア「FOXスポーツMLB」は「2026年にメジャーリーグ球団と契約を結ぶだろう」と報じています。
しかし村上選手の頭の中は、まだメジャーリーグよりも目の前のシーズンでいっぱいのようです。
「今は全くメジャーへの思いっていうのは考えていない」
という言葉からは、現在のチームへの強い責任感が伝わってきます。
メジャー挑戦という夢を持ちながらも、目の前のチームを大切にする姿勢。それは次のような具体的な提案にも表れています。
チーム愛が生んだ要望 - 怪我人の復帰プロセス改善へ
村上選手が球団に求めたのは、怪我人の復帰プロセスの改善でした。今季は山田選手や田口選手、中村選手、奥川選手など、主力選手が怪我に苦しみました。
「たくさんいい選手がいるので、そういう選手たちがけがをしてしまって、なかなか強くなって復帰できないという状況は、チームとしても痛い」
この言葉には、チームメイトを思いやる気持ちが込められています。
このように具体的な改善提案をする一方で、施設面での要望もありました。
「クラブハウスと室内の動線どうにかしてくれとか(笑)」
と、現場の選手だからこそ気づく細かな点まで指摘しています。
世界が注目する24歳の実績と可能性
村上選手の実力は、すでに世界が認めるレベルに達しています。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」は「日本のスーパースター」と紹介。特にWBCでのメキシコ戦サヨナラ打は、世界中の野球ファンの記憶に残る一打となりました。
24歳という若さで、すでにこれだけの実績を残している選手は珍しいと言えます。2023年シーズンは打率は.244とやや苦しみましたが、33本塁打、86打点と、パワーは健在。両リーグトップの数字を記録しました。
ファンが知りたい!村上選手の2024年シーズンの目標
「優勝 日本一」―― 村上選手が色紙に記したこの言葉には、ファンへの感謝とチームへの愛が込められています。
「とにかくあと1年、ヤクルトでやるというふうに決めた以上、個人の目標としては来年終わったらいけることなので、今はこの球団でプレーをして、優勝に導くっていうことだけを考えて、とにかく優勝して、しっかりとした成績を残すことだけを考えています」
この言葉からは、日本野球界最後のシーズンに、ファンに最高の思い出を残したいという強い決意が感じられます。