「猫の動画なのに、なぜここまで批判されているの?」
「本当に動物虐待なの?それとも行き過ぎた反応?」
登録者216万人を超える人気YouTubeチャンネル「もちまる日記」が、大きな批判を集めています。
、猫に炭酸水を与えて反応を撮影した動画をきっかけに、ペットコンテンツの在り方について改めて議論が起きています。
もちまる日記とは
「もちまる日記」は、スコティッシュフォールドの兄弟「もちまる」と「はなまる」の日常を発信するチャンネル。
には"YouTubeで最も視聴された猫"としてギネス世界記録に認定され、指原莉乃さんなど芸能人がゲスト出演することも。
年収は2億円を超えるとも言われる人気コンテンツに成長しました。
飼い主は自身のことを"下僕"と名乗り、猫たちとの何気ない日常を配信。
多くの視聴者に癒やしを提供してきました。
しかし近年、動物への配慮を欠いた演出や企画が相次ぎ、愛猫家を中心に懸念の声が広がっています。
炎上タイムライン|深まる懸念
問題視された内容を時系列で見ていきましょう。
2024年10月:炭酸水事件
「間違って炭酸水を舐めちゃった猫のリアクション」と題した動画が物議を醸しました。
▼問題となった点
- 腎臓病を抱える猫に炭酸水を与える
- 苦しむ様子をスローモーションで放送
- 「かわいい」「面白い」という演出
専門家によると、炭酸水には以下の危険性があるとされています:
- 猫の体内に炭酸ガスが溜まりやすい
- 硬水のミネラルが腎臓に負担
- 不快な刺激によるストレス
2023年:重なる物議
6月と8月に、特に大きな批判を集めた出来事が。
▼棚監禁疑惑(6月)
- 「閉め忘れた棚に閉じ込められた」という説明
- しかし「自動で閉まる」という矛盾した説明も
- 救助より撮影を優先した疑い
▼ホテル室内での排泄事故(8月)
- 高級ホテルのベッドで起きた事故
- 清掃より撮影を優先
- 猫のストレスサインを見過ごす
2022年:健康不安の表面化
この年、もちまるの健康問題が明らかに。
▼重要な出来事
- 2歳という若さで腎結石を発症
- それでも撮影や外出企画を継続
- 新幹線でのケージ外し
- 観覧車への搭乗
2021年:ヒヨコ事件
預かったヒヨコともちまるを至近距離で対面させ、「両方の命を危険にさらした」と指摘を受けました。
専門家の見解|なぜ問題なのか
動物行動学の専門家によると、これらの行為には以下の問題があるとされています:
- 環境変化によるストレス
猫は環境の変化に敏感な動物です。特に室内飼いの猫にとって、度重なる外出や見知らぬ場所への移動は大きなストレスとなります
- 健康管理の観点
腎臓病の猫には、安定した環境と適切な食事管理が欠かせません。不必要な刺激や負担は避けるべきです
- 撮影優先の危険性
動物の異変や不快な反応を『面白い』とする演出は、視聴者の誤った理解を招く恐れがあります