- 改札機が消える?JR東日本の新システムとは
- スマホだけで乗れる!新しい乗車システムの仕組み
- 「えっ、そうなの?」意外と知らない3つの豆知識
- 導入で変わる3つのこと:通勤・観光・お財布
- みんなが気になる「でも」を解決!よくある疑問Q&A
「改札にタッチ」――毎日当たり前のようにやっていることが、数年後には昔話になるかもしれません。
JR東日本が2028年から導入を目指す新システムは、スマホを持って歩くだけで電車に乗れる画期的なものです。
私たちの毎日の通勤・通学が、大きく変わろうとしています。
改札機が消える?JR東日本の新システムとは
「え?改札機がなくなるの?」
そう思った方も多いはず。
でも安心してください。
いきなりすべての改札機がなくなるわけではありません。
JR東日本の計画では、以降、スマートフォンの位置情報を使って、改札を通らなくても自動で運賃を計算・徴収できるシステムを導入するとのこと。
まずは一部の駅から段階的に導入していく予定です。
実は、首都圏だけでも約3,500か所もの改札通路があり、1台数千万円もする改札機の維持管理は大きな課題になっているんです。
このように、改札機は徐々に姿を消していく計画ですが、では具体的に私たちはどうやって電車に乗ることになるのでしょうか?
スマホだけで乗れる!新しい乗車システムの仕組み
新しいシステムの仕組みは、意外とシンプル。
あなたのスマートフォンが、駅に入ってから出るまでの移動を自動で記録します。
その記録を基に、乗車区間の運賃を計算して、自動的に支払いを行うんです。
まるでSFみたいな話に聞こえますが、実はすでに似たようなシステムは存在します。
カーシェアリングなどでも、スマホの位置情報を使った自動決済は当たり前になってきています。
では、こんな便利なシステムには、どんな秘密が隠されているのでしょうか?
「えっ、そうなの?」意外と知らない3つの豆知識
1. モバイルSuicaユーザーは急増中
の時点で、モバイルSuicaの会員数はなんと2000万人を突破。
スマホ決済の普及とともに、急速に広がっています。
2. 改札機は超高額
実は1台数千万円もする改札機。
設置や維持管理にかかるコストは、私たちの想像をはるかに超えるものなんです。
3. データ活用の未来
JR東日本は「鉄道会社」から「データカンパニー」への変身を目指しています。
現在の非鉄道事業収益は8,470億円にもなり、今後10年でこの倍増を目標としているそうです。
ここまで新システムの概要を見てきましたが、これが私たちの日常生活にどんな変化をもたらすのでしょうか?
導入で変わる3つのこと:通勤・観光・お財布
通勤がラクラクに
改札での立ち止まりがなくなれば、通勤ラッシュ時の駅構内の混雑も緩和されるかもしれません。
観光がもっと便利に
地方からの観光客も、複雑な切符の購入や改札での手間なく、スムーズに移動できるようになります。
お財布もスッキリ
定期券やICカードを持ち歩く必要がなくなり、スマホ1台で完結。
紛失の心配も減ります。
とはいえ、新しいシステムだからこそ、いろいろな不安や疑問もありますよね。
みんなが気になる「でも」を解決!よくある疑問Q&A
Q1: バッテリーが切れたらどうなるの?
現在のモバイルSuicaと同様に、バッテリーが少し残っていれば利用可能です。
また、従来の改札機も当面は残るので、ICカードとの併用も可能です。
Q2: 位置情報の精度は大丈夫?
実証実験を重ねながら、正確な運賃計算ができるシステムを構築していく予定とのこと。
他の交通系ICカードとの連携も検討されています。
Q3: 個人情報は安全?
JR東日本は、必要な情報以外は適切に加工して扱うとしており、プライバシー保護には細心の注意を払うとしています。