新鮮な御遺体の解剖に行きます!!
この一言から始まったSNS投稿が、47万件以上の表示数を記録し、医療界に大きな波紋を投げかけることになりました。
、ベテラン美容外科医による何気ない投稿が、なぜここまで大きな議論を巻き起こしたのでしょうか?
投稿の詳細と経緯
東京美容外科沖縄院の院長を務める医師が、CSACグアム解剖研修に参加した際のSNS投稿が物議を醸すことになりました。
投稿にはFresh cadaver(新鮮な御遺体)
という表現とともに、解剖実習室での自撮り写真が添えられていました。
問題となった投稿をした医師は、20年以上のキャリアを持つベテラン医師です。
獨協医科大学医学部を卒業し、日本美容外科学会専門医を含む複数の専門医資格を持ち、10万人以上の患者の治療に携わってきた実績がありました。
批判が集中した3つのポイント
1. ご遺体への配慮について
最も多く寄せられた批判は、ご遺体への敬意が欠如しているという点でした。
解剖実習で使用させていただくご遺体は、医学の発展のために自身の体を提供してくださった方々です。
2. プライバシーへの配慮
投稿された写真には、モザイク処理が不十分な部分があったとされています。
医療現場での撮影には、特に慎重な配慮が必要とされており、この点についても専門家から厳しい指摘が寄せられました。
3. 医療者としての責任
医師という立場でのSNS投稿には、一般のSNSユーザー以上に高い倫理観が求められます。
特に解剖実習という重要な医療教育の場面での投稿について、安易な態度が示されたことへの懸念の声が上がりました。
解剖をする事は外科医にとって、とても重要な意味を持ちます。臨床に携わる医師が解剖する事は、学生時代との解剖とは違い、患者さんに直結して還元できる事が大きいです。