- マンションで起きやすい不審者被害とは
- 今すぐできる!子どもを守る具体的な対策
- 防犯の専門家に聞く、マンションの死角と対策
- 子どもに教えたい、不審者に遭遇したときの行動
- マンション全体で取り組む防犯対策
- まとめ
「うちの子も事件に巻き込まれていたかもしれない…」
マンションにお住まいの方なら、最近のニュースを見て、そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
マンションは、オートロックやカメラがあって安全だと思われがちですが、実は思わぬ危険が潜んでいます。
でも、大丈夫です。
今回は、実例を基に、すぐにできる具体的な対策をご紹介します。
マンションで起きやすい不審者被害とは
最近の事例では、マンションの1階通路で小学生の女の子が不審者に遭遇するという出来事がありました。
幸い、大事には至りませんでしたが、この事例から重要なポイントが見えてきます。
特に注意が必要なのは、以下の3つの場所です:
- 1階エントランスや通路
- エレベーターホール
- 階段の踊り場
これらの場所は、防犯カメラの死角になりやすく、逃げ道も限られます。
「でも、うちはオートロックがあるから大丈夫じゃない?」
実は、オートロックを過信するのは危険です。
不審者が住人に紛れて入ってくるケースや、配達員を装って入ってくるケースもあると言われています。
このように、マンションでの不審者被害は決して他人事ではありません。
では、具体的にどんな対策ができるのでしょうか?
今すぐできる!子どもを守る具体的な対策
まずは、すぐにできる対策から始めましょう。
- 防犯ブザーの正しい使い方を確認
- 実際に子どもと一緒に音を確認する
- どんな時に使うか具体的に話し合う
- 定期的に電池チェック
- 「安全な場所」を子どもと確認
- 近所のお店
- マンションの管理人室
- 子どもが知っている家
- 帰宅時の約束
- 必ず親に連絡
- 寄り道するときは事前に相談
- 友達と別れる場所を決める
これらの対策は、面倒くさそうに見えるかもしれません。
でも、習慣にしてしまえば、それほど大変ではありません。
基本的な対策について理解できたところで、さらに専門家の視点から見た、意外な死角とその対策方法を見ていきましょう。
皆さんのマンションにも、思わぬ危険が潜んでいるかもしれません。
防犯の専門家に聞く、マンションの死角と対策
防犯の専門家によると、マンションには意外な死角があるとされています:
- 駐輪場
- 自転車の陰に人が隠れやすい
- 照明が暗いことが多い
- 郵便ポスト付近
- 配達を装った不審者が立ち止まりやすい
- 子どもが一人で手紙を取りに行く
- ゴミ置き場
- 早朝や夕方に人通りが多い
- 不審者が紛れ込みやすい
これらの場所は、防犯カメラがあっても死角になりやすいと言われています。
では、子どもが不審者に遭遇してしまったら、どう行動すべきでしょうか?
子どもに教えたい、不審者に遭遇したときの行動
子どもに教えるべき3つの基本行動:
- 「いかのおすし」の実践
- 「いか」ない → 知らない人についていかない
- 「の」らない → 車にのらない
- 「お」おごえを出す → 大きな声で助けを呼ぶ
- 「す」ぐに逃げる → 安全な場所まで走る
- 「し」らせる → すぐに大人に知らせる
- 具体的な声の出し方
- 「助けて!」よりも「火事!」
- できるだけ大きな声で
- 走りながらでもOK
- 逃げ方のコツ
- 人がいる方向へ
- 近くのお店や知っている家へ
- 防犯ブザーを鳴らしながら
こうした行動を、実際に練習しておくことが大切です。
ここまで個人でできる対策を見てきましたが、マンション全体で取り組むべき対策もあります。
皆さんのマンションでは、どんな取り組みをしていますか?
マンション全体で取り組む防犯対策
最後に、マンション全体で取り組める対策をご紹介します:
- 住民同士の声かけ
- 知らない人には積極的に声をかける
- 子どもの見守り活動に参加
- 不審者情報の共有
- 設備の定期チェック
- 防犯カメラの死角確認
- 照明の明るさチェック
- 門扉やオートロックの動作確認
- コミュニティづくり
- 防災訓練への参加
- 子ども会の活動
- 管理組合の会合
マンションの安全は、一人一人の意識と行動で大きく変わります。