まさか、こんな高額な賠償金に?
最近、飲食店での迷惑行為がSNSで大きな話題になっています。有名しゃぶしゃぶチェーン店での露出行為から、電車内での不適切な投稿まで、その範囲は急速に広がっているんです。
昨年話題になったスシロー事件では、なんと約6700万円もの損害賠償請求にまで発展しました。今回の事態も、同じように深刻な結末を迎える可能性があるんです。
急増する"SNS露出"の実態
最近、SNSで「いいね」を集めるために、お店の中で露出行為をする投稿が増えています。特に目立つのが、有名店での投稿。全国に126店舗もある高級しゃぶしゃぶチェーン店での出来事は、わずか数日で170万回以上も表示されたそうです。
さらに驚くことに、この行為は飲食店だけにとどまらず、電車内や水族館などの公共施設にまで広がっているんです。投稿者の多くは数万人規模のフォロワーを持つSNSユーザーだと言われています。
このような行為に対して、店舗側も素早い対応を始めています。例えば、ラーメンチェーンの三田製麺所は、すぐに「店舗における禁止行為ガイドライン」を発表しました。
ここまでSNSでの迷惑行為の現状を見てきましたが、実はこれ、ただの迷惑行為で済む問題ではないんです。では、具体的にどんな法的リスクがあるのでしょうか?
知らなかったでは済まされない!法的リスクと損害賠償
バズりたかっただけ
個室だから大丈夫だと思った
…そんな言い訳は通用しません。実は、この行為には重大な法的リスクが潜んでいるんです。
まず、公共の場所での露出行為は迷惑防止条例違反に該当する可能性があります。さらに、その様子をSNSに投稿することで、より多くの人の目に触れることになり、被害が拡大してしまうんです。
昨年のスシロー事件を覚えていますか?醤油さしを舐める動画をSNSに投稿した結果、約6700万円という莫大な損害賠償請求に発展しました。今回の露出行為も、同様の深刻な結果につながる可能性があるんです。
このように、SNSでの投稿は予想以上に大きな影響を及ぼす可能性があります。では、お店側はどのような対策を取ることができるのでしょうか?
店舗側の具体的な対応策
お店側も、この問題に対して具体的な対策を始めています。三田製麺所の例を見てみましょう。
同チェーンは素早く行動を起こし、以下のような対策を実施しました:
- 禁止行為ガイドラインの制定
- 店内での注意喚起表示
- SNSモニタリングの強化
特に注目したいのが、明確なガイドラインの制定です。不適切な撮影や録音
公序良俗に反する行為
など、具体的な禁止事項を明記することで、問題行為の抑止を図っています。
ここまで店舗側の対応を見てきましたが、では私たち利用客は何に気をつければいいのでしょうか?
お店を利用する際の注意点
SNSへの投稿を考えている方へ、以下の3つのポイントを守ることをおすすめします:
- 1. 撮影前に必ず店舗に確認
- 多くの店舗では撮影ポリシーを定めています。事前に確認することで、トラブルを防げます。
- 2. 他のお客様への配慮
- 個室であっても、周りのお客様が写り込まないよう注意が必要です。
- 3. 投稿内容の再確認
- 投稿前に、その内容が他人を不快にしないか、法的な問題はないか、もう一度確認しましょう。