- なぜ大川慶吾が標的に?犯人のテレグラムから明かされた驚きの理由
- 事件当日の恐怖「黒ずくめの男が目の前に…」被害者が語る衝撃の瞬間
- 意外な犯人像「22歳の介護職員」が闇バイト募集に応じた理由
- 消えない傷跡 カギの音で蘇る記憶、1年以上続くPTSD
「イケメンだから、ボコボコにして写真を撮れ」―。
2022年12月、元ジャニーズJr.で俳優・モデルの大川慶吾()を襲った闇バイト強盗事件で、犯人たちが残した衝撃的な指示でした。
芸能活動の傍らウーバーイーツで働いていた大川さん。
なぜ彼が標的に選ばれ、どんな手口で襲われたのか。
そして今も続くPTSDの影響とは。
被害者本人の証言と、実行犯が残した驚くべきメッセージから、知られざる事件の真相に迫ります。
なぜ大川慶吾が標的に?犯人のテレグラムから明かされた驚きの理由
事件の裏で動いていたのは、「身内案件」と呼ばれる巧妙な手口でした。
テレグラムでのやり取りによると、犯人グループは大川さんの「イケメン」という特徴に着目。
暴行を加えた様子を撮影することを目的に、襲撃を計画したのです。
「金銭目的ではないかと思っていました。
でも、警察から聞かされた内容は想像を超えるものでした」
と大川さんは振り返ります。
当時の彼の収入は決して多くなく、ウーバーイーツでアルバイトをしながらの生活。
まさか外見が理由で狙われるとは、誰も想像していませんでした。
事件当日の恐怖「黒ずくめの男が目の前に…」被害者が語る衝撃の瞬間
頃。
仕事を終えて帰宅した大川さんは、マンションの臨時駐車場に見慣れない車を見かけます。
「小さな違和感はありましたが、まさかあんな事件に発展するとは」
部屋のカギを開けた瞬間、背後から駆け寄る足音が。
振り返ると、黒ずくめの男が目の前に迫っていました。
赤い液体―催涙スプレーが顔面に噴射されます。
「必死で相手を押しのけて、部屋に逃げ込みました。
目に激痛が走って、しばらく何も見えなくなりました」
と当時を振り返る大川さん。
流水で目を洗い、警察に通報できたのは20分後。
医師からは「催涙スプレーで良かった。
硫酸や塩酸だったら失明していた可能性もある」と告げられたといいます。
意外な犯人像「22歳の介護職員」が闇バイト募集に応じた理由
実行犯の1人は、当時22歳の介護職員でした。
シングルマザーの恋人の借金を返済したいという思いから、Twitterでアルバイトを探していたところ、「タタキ(強盗の隠語)」「報酬は100万円から」という投稿を見つけ、応募したといいます。
「借金の返済のために人を傷つける―。
そんな選択をした若者がいることに、社会の闇を感じます」
と大川さんは話します。
実際、実行犯たちが得た報酬は一銭もなかったことが、後の裁判で明らかになっています。
消えない傷跡 カギの音で蘇る記憶、1年以上続くPTSD
事件から1年以上が経過した今も、大川さんはPTSD症状に苦しんでいます。
「カギを開ける音を聞くだけで事件の記憶が蘇ります。
足音や物音にも過剰に反応してしまう」
と語ります。
「身内案件」という言葉を知り、人間不信にも陥ったといいます。
「犯人たちは10年程度で刑務所を出られます。
でも私は一生、この傷と向き合わなければならない」