年末年始の帰省シーズン真っただ中、JALを襲った前代未聞のサイバー攻撃。
71便の遅延、4便の欠航など、多くの利用者に影響が出ました。
「自分の航空券は大丈夫?」「個人情報は漏れていない?」など、気になる疑問にお答えしていきます。
1. JALサイバー攻撃で何が起きたのか
、JALのシステムが大規模な通信障害に見舞われました。
原因は「DDoS攻撃」と呼ばれる、大量のデータを一斉に送りつけるサイバー攻撃でした。
空港での手荷物預かりシステムが使えなくなり、航空券の発券にも支障が出るなど、全国の空港で混乱が発生。
午後1時20分までの約6時間、システムの一部が停止する事態となりました。
では、この攻撃で具体的にどんな影響が出たのでしょうか?
次のセクションで詳しく見ていきましょう。
2. 具体的な影響と対応状況
運航への影響
- 国内線60便、国際線11便が30分以上遅延
- 国内線4便が欠航
- 最大の遅れは国際線で4時間2分
システムへの影響
- 手荷物の自動預け機が使用不可
- 空席待ちサービスを終日停止
- インターネットでの航空券予約に一時支障
重要なのは、JALによると個人情報の流出やウイルス感染の被害は確認されていないということ。
利用者の大切なデータは守られています。
ここまで具体的な影響を見てきましたが、では実際に航空券を予約している方は何を確認すべきなのでしょうか?
3. 利用者への影響と確認すべきポイント
航空券をお持ちの方へ
- JAL公式サイトで運航状況を確認
- 遅延・欠航情報をチェック
- 必要に応じて予約の変更手続き
27日以降に影響が出る便
- 出雲発羽田行きJL276便(午前7時40分発)が欠航
※26日夜の出雲行き便欠航の影響で機材確保ができないため
このように対応方法を確認してきましたが、私たちは今後どのように備えればいいのでしょうか?
4. サイバー攻撃から身を守るために
今回のような攻撃は、実は航空会社だけでなく、同じ日に三菱UFJ銀行でも発生しています。
重要なインフラを狙った攻撃が増えているんです。
利用者としてできること
- 予約情報は必ずスクリーンショットを保存
- 重要な予定がある場合は余裕を持った行動を
- 公式サイト・アプリをこまめにチェック
では最後に、今後の対策と課題について見ていきましょう。
5. 今後の対策と課題
政府は来年の通常国会で、サイバー攻撃への対策強化法案を提出する方針です。
進められている対策
- 「能動的サイバー防御」の法整備
- 重要インフラのセキュリティ強化
- 国際連携による対策の推進
特に注目なのは、攻撃を未然に防ぐための新しい法制度。
これまでの「守り」の対策から、より積極的な防御への転換が図られています。