「え、この店もなくなってた…」
スマホの地図アプリで「いきなり!ステーキ」を検索すると、かつてあった店舗が次々と消えていることに気づきます。
わずか5年前、500店舗まで拡大した人気チェーン店が、なぜ177店舗にまで減少したのか?
実は、この大規模な店舗削減の裏には、意外な"成功"が隠されていました。
いきなり!ステーキの現状は?【2024年最新情報】
、いきなり!ステーキの店舗数は177店舗まで減少しています。ピーク時のには490店舗もあったことを考えると、実に3分の1以下になったことになります。
でも、実は売上の面では意外な結果が出ています。
の決算では、売上高は138億円。店舗数が大幅に減ったにもかかわらず、利益は8.7億円を記録。これは前年の2.4億円から大きく改善しています。
「え?店が減ったのに利益が増えた?」
そう思った方も多いはず。実は、ここに「いきなり!ステーキ」の新しい戦略が隠されているんです。
このように、店舗数は大きく減少したものの、収益面では改善傾向にあることがわかりました。では、なぜこんなに多くの店舗が閉店することになったのでしょうか?
なぜ店舗数が急減したの?3つの理由を解説
店舗数が急減した理由は、大きく分けて3つあります。
1. お店同士の「共食い」
一番の理由は、急激な店舗拡大による「共食い」現象です。
「共食い」って何?と思われるかもしれませんが、簡単に言うと「近くのお店同士で客を取り合ってしまう」という状態です。
経営再建の舞台裏|意外な収益改善のカラクリ
不採算店の閉鎖とサービスの見直しは、確かにファンからすれば残念な変更だったかもしれません。
でも、数字で見ると、この決断は正解だったようです。
の利益は8.7億円。これは、店舗数が最大だったの19.2億円には及びませんが、店舗数が3分の1になったことを考えると、1店舗あたりの収益は大きく改善していることになります。