火野正平さん死去｜"元祖プレイボーイ"から『こころ旅』の旅人へ。最期の願い

最期まで仕事復帰を願っていました

2024年11月14日、俳優の火野正平さんが75歳で亡くなりました。

4月から続いていた腰痛の治療。

夏の腰部骨折をきっかけに体調を崩し、自宅で静かに息を引き取られたのです。

14年間、自転車で日本中を旅してきた『にっぽん縦断 こころ旅』の旅人として親しまれた火野さん。

70年代には"元祖プレイボーイ"として、平成以降の芸能人が「平成の火野正平」と呼ばれるほどの伝説を残しました。

今回は、火野正平さんの75年の生涯を、あまり知られていないエピソードとともに振り返ります。

火野正平 こころ旅

知られざるエピソード｜歌手活動と最後の新曲

実は火野さん、1977年から歌手としても活動していました。

そして2023年3月、約14年ぶりとなる新曲「あかんたれ」を発売。

同時に全国ツアー「火野正平ライブツアー2023」の開催も発表していました。

常に新しいことに挑戦し続けた火野さん。

75年の人生を通じて、俳優、歌手、旅人と、様々な顔を見せてくれました。

そして最期まで、仕事への復帰を願い続けたのです。

和田正人さんは火野さんとの最後の出会いを、こう振り返っています。

「なんかお前、色気が出てきたな…」

その渋い声色は、今も多くの人の心に残り続けていることでしょう。