「道路が川になった――」
2024年11月2日午後2時、大阪高校駅伝の男子の部で、75年の歴史で初めての事態が起きました。
選手たちの膝下まで水が迫る中、レースは途中で打ち切られることに。
この記事では、朝の部での薫英女学院の快挙から、午後の異例の展開、そして今後の再開方法まで、詳しくお伝えします。
大阪高校駅伝が異例の中断!その時何が?
朝から大雨警報が出ていた大阪。
しかし、誰もがこれほどの事態になるとは予想していませんでした。
「このままでは選手の安全が確保できない」
大会本部は、苦渋の決断を迫られることになります。
朝の部:薫英女学院が19連覇達成
薫英女学院が、なんと19回目の連覇を達成。
1時間8分34秒という素晴らしいタイムでゴールテープを切りました。
大雨警報下とは思えない力強い走り。
選手たちの表情からは、厳しいコンディションを跳ね返す強さが感じられました。
なぜ男子の部は中止に?
午後0時30分、男子の部がスタート。
しかし、時間の経過とともに、状況は刻一刻と変化していきました。
「道路が冠水し始めています」
「選手の膝下まで水が来ています」
「これ以上の競技続行は危険です」
そして午後2時、ついに中止の判断が下されました。
75年の歴史で初めての出来事です。
膝下まで冠水!現場の状況
「まるで川のようでした」
通常の雨なら、道路の排水設備で対応できます。
しかし、この日の雨は想定を超えるものでした。
異例の再開方式:トラックレースとは
11月5日、舞台を服部緑地競技場に移して、レースは再開されます。
4区から7区まで、各区間をトラックで走る形式で実施されることになりました。
全国大会出場への影響は?
12月22日に京都で開催される全国高校駅伝。
この大阪予選の結果は、出場権を懸けた重要な意味を持ちます。
3区までの記録は有効となり、そこに5日のトラックレースの記録が加算されて、最終的な順位が決定します。