- 懐かしの「ラブベリ」が再び注目を集めた理由
- GUの投稿内容と開発者の意外な反応とは
- なぜSNSで批判が相次いだのか?
- 企業のSNS活用における教訓
- 2024年、ラブベリ20周年の新展開
- まとめ:企業SNSと懐かしコンテンツの関係を考える
「あのラブベリが帰ってきた!」
2000年代、女の子たちの心を掴んで離さなかった伝説のアーケードゲーム「オシャレ魔女 ラブandベリー」(以下、ラブベリ)が、思わぬ形で再び注目を集めています。
きっかけは、ファストファッションブランドGUの一枚の投稿でした。
その投稿を巡って、SNS上で大きな議論が巻き起こっています。
懐かしの「ラブベリ」が再び注目を集めた理由
は、ラブベリが誕生してから20周年という記念すべき年です。
のサービス開始からまでの間、累計プレイ人数1000万人を超える大人気ゲームでした。
当時小学生だった世代が今や子育て世代となり、懐かしのコンテンツとして再び注目を集めています。
展覧会やアパレルブランドとのコラボなど、様々な企画で盛り上がりを見せる中、、思わぬ形で話題になったのがGUの一枚の投稿でした。
このように、20周年を迎えたラブベリは、新たな形で人々の記憶に蘇ってきています。
では、一体どんな投稿がこれほどの話題を呼んだのでしょうか?
GUの投稿内容と開発者の意外な反応とは
GUの公式X(旧Twitter)アカウントは、デートにいくよ!オシャレができたら組み合わせを番号で教えて
というメッセージとともに、全30個のファッションアイテムを紹介するプロモーション画像を投稿しました。
この画像は、ピンクやグリーン、イエローを背景に、バーコード付きのカードが縦5行×横6列で並べられており、多くのユーザーがラブベリを連想させるデザインだと指摘しました。
そんな中、思わぬ人物が反応します。
なんと、ラブベリの開発者である植村比呂志氏本人が言ってくれたら広告宣伝費の予算内で着せ替えオシャレできるように作るぞい
とコメント。
さらに、もちろんコラボではない。ラブベリ風のプロモーションじゃな……
と続けました。
なぜSNSで批判が相次いだのか?
当初、多くのユーザーはラブベリコラボ!?
コラボを暗に示しているの?
と期待を寄せていました。
しかし、開発者の投稿により、それが無許可での使用だったことが明らかになると、SNS上では批判の声が相次ぎました。
「個人の趣味ならまだしも企業がやってるのはやばい」「コラボでもないのに許可も取ってないって、どういう倫理観なんだろう」
といった声が上がり、GUは謝罪する事態となりました。
GUの広報担当者は誤解を招く投稿をしてしまい、申し訳ございません
と謝罪。開発者、クリエイターの皆様の作品を尊重しており
と述べつつも、ラブベリを模倣する意図があったかについては明言を避けています。
企業のSNS活用における教訓
今回の出来事は、懐かしのコンテンツを活用したマーケティングの難しさを示しています。
特に2000年代のコンテンツは、現在30代前後となった世代の心に強く響くだけに、安易な使用は逆効果となる可能性があります。
また、SNS時代ならではの現象として、開発者本人が直接反応できることも注目点です。
これまでなら水面下で処理されていた問題が、SNS上で可視化されることで、より慎重な対応が求められる時代となっていることがわかります。
2024年、ラブベリ20周年の新展開
20周年を迎えたラブベリは、展覧会や正式なコラボレーション商品の発売など、様々な企画が予定されています。
当時の世代が親となった今、新たな形での展開が期待されています。