「正直『ふてほど』って自分たちでは1度も言ったことないんですけど…」
の流行語大賞授賞式で、主演の阿部サダヲさんがちょっと困ったような表情で語った一言です。
ドラマ「不適切にもほどがある!」の愛称として広まった「ふてほど」。
実は現場では使われていなかったこの言葉が、なぜ2024年を代表する言葉に選ばれたのでしょうか?
なぜ「ふてほど」が流行語大賞に?意外な選考理由とドラマの人気
2024年は、大手自動車メーカーの認証不正問題や政治資金の問題など、「不適切」という言葉をよく耳にした1年でした。
そんな中で、コンプライアンスと人情の間で揺れる現代社会を温かく描いたドラマ「不適切にもほどがある!」が多くの人の心をつかみました。
選考委員会は「昭和の時代に置いて行かれた感を笑い飛ばしてくれた」と評価。
窮屈になりすぎた現代のルールと、昔ながらの人情のバランスを考えるきっかけを与えてくれた作品として、高く評価されたようです。
ドラマ「不適切にもほどがある!」の面白さを解説【昭和vs令和の価値観】
ドラマの主人公は、1986年からタイムスリップしてきた昭和の営業マン。
今の時代のコンプライアンスの厳しさに戸惑いながらも、「人としての道」を貫こうとする姿が描かれています。
阿部サダヲも驚き!「ふてほど」という略称の誕生秘話
実は「ふてほど」という略称、SNSで視聴者が自然に使い始めたものだったんです。
阿部サダヲさんは授賞式で
「ドラマ全体が評価されたと思って光栄です」
と語り、略称の浸透ぶりに驚きを見せていました。