「南海トラフ地震の情報を探そうとしたら、怪しい投稿ばかり...」
「大事な防災情報がスパムに埋もれて見つからない...」
こんな経験はありませんか?
、南海トラフ地震の臨時情報が発表された際、SNSには数十万件もの偽情報が溢れかえりました。
特にX(旧Twitter)では、防災情報を装って危険なサイトに誘導する投稿が大量に出回り、多くの人が情報収集に困った経験をしています。
なぜ今、災害情報のスパムが問題になっているのか
、南海トラフ地震の臨時情報が発表されました。
多くの人がXで情報を探そうとしましたが、検索結果の上位は「これから気をつけることは?」という文句と防災関連の画像を使った投稿で埋め尽くされていました。
一見すると役立つ情報のように見えるこれらの投稿。
しかし、画像をクリックすると表示されるのは、アダルトサイトや投資関連サイトなど、防災とは全く関係のないページでした。
同じような手口は、の山形県での大雨や、の台風10号の際にも確認されています。
災害時の情報収集を妨げるこれらの投稿は、私たちの安全に関わる重大な問題となっているのです。
スパム投稿が広がる3つの理由
調査によると、これらのスパム投稿の背景には、以下のような要因があることがわかっています:
- お金目当ての組織的な活動
投稿の多くは、アフィリエイトと呼ばれる広告収入を得るための仕組みを使っていました。
災害への関心が高まる時期を狙って、大量の投稿を行い、広告収入を得ようとする手口です。 - 海外からの投稿
調査された100以上の投稿アカウントの多くが、2024年4月から7月の間に作成された外国人とみられるアカウントでした。
現地の状況を知らない海外の業者が、金銭目的で組織的に投稿を行っていた可能性が指摘されています。 - 対策の限界
投稿があまりに大量だったため、X社や広告主も十分な対策を取れなかったと言われています。
また、アカウントの作成と削除を繰り返す手口により、対策が追いつかない状況でした。
信頼できる情報を見分けるための4つのポイント
災害時のSNSで信頼できる情報を見分けるために、以下の4つのポイントを確認しましょう:
- 投稿者のプロフィールをチェック
- アカウントの作成日が最近ではないか
- プロフィールに不自然な点はないか
- 過去の投稿内容は自然か
- アカウントの作成日が最近ではないか
- 投稿の形式を確認
- 同じような投稿が短時間に大量にないか
- 画像は情報源が明記されているか
- リンク先は信頼できるサイトか
- 同じような投稿が短時間に大量にないか
- 情報源の確認
- 公式機関の発表と一致しているか
- 具体的な出典が示されているか
- 他の信頼できるメディアでも報じられているか
- 公式機関の発表と一致しているか
- 不自然な誘導に注意
- 緊急性を強調して焦らせていないか
- クリックを強要する表現はないか
- 防災と無関係なサイトへの誘導はないか
- 緊急性を強調して焦らせていないか
実践!災害情報の正しい探し方
災害時に信頼できる情報を得るために、以下の手順を参考にしてください:
1. 信頼できる公式アカウントをフォロー
- 気象庁(@JMA_bousai)
- 内閣府防災(@CAO_BOUSAI)
- お住まいの都道府県や市区町村の公式アカウント
2. 情報の確認手順
- まず公式アカウントの発表を確認
- 複数の信頼できるメディアで確認
- 不確かな情報は安易に拡散しない