、ダイハツが約19万2000台の大規模なリコールを発表しました。
ムーヴキャンバスやハイゼットなど、人気の車種が対象となっています。車の前輪を支える重要な部品に不具合があり、最悪の場合は走行不能になるおそれもあるとのこと。すでに600件以上の不具合報告が寄せられているそうです。
お持ちの車が対象かもしれないあなたのために、対象車種や症状、具体的な対処方法までわかりやすく解説していきます。
▼リコール対象車種と製造期間をチェック!
まずは、あなたの車が対象かどうかを確認しましょう。今回のリコール対象となるのは、2016年から2018年に製造された以下の6車種20型式です:
- ダイハツ ムーヴキャンバス
- ダイハツ ハイゼット
- ダイハツ ハイゼットデッキバン
- スバル サンバー
- スバル サンバーオープンデッキ
- トヨタ ピクシスバン
対象となる車両には、メーカーからダイレクトメールで通知が届く予定です。ただし、通知を待たずに症状が出ている場合は、すぐに最寄りのダイハツ販売店に相談することをおすすめします。
このように、対象車種は主に軽自動車のカテゴリーに集中していることがわかりました。では次に、どんな症状に気をつければよいのか、具体的に見ていきましょう。普段の運転で気になることはありませんか?
▼要注意!異常を感じたらすぐにチェックを
今回の不具合で特に注意が必要な症状は以下の2つです:
- 運転中に「異音がする」
- 「乗り心地が不安定」に感じる
これらの症状が出る理由は、車の前輪を支えるバネの部品(コイルスプリング)の塗料に問題があるためです。この部品に砂や小石が当たって傷がつくと、想定以上に錆びやすくなってしまうそうです。
さらに深刻なのは、そのまま使い続けると部品が折れてしまい、最悪の場合はタイヤがパンクして走行不能になる可能性があることです。ただし、現時点で事故の報告はないとのことです。
このように、見過ごせない重大な不具合であることがわかりました。では、具体的にどう対応すればよいのでしょうか?
▼無償交換の具体的な対応方法
リコール対象車両については、より錆びにくい塗料を使用した新しいバネ部品に無償で交換することができます。対応の流れは以下の通りです:
- メーカーからのダイレクトメール到着を待つ
- 最寄りのダイハツ販売店に連絡
- 修理の予約を取る
- 修理を実施(所要時間は約2時間半)
なお、修理は完全無償で行われます。ただし、年末は整備の予約が混み合う可能性が高いため、早めの予約をおすすめします。
このように、対応方法は明確に定められています。では最後に、車の所有者が今すぐできることを確認しましょう。
▼所有者が今すぐやるべきこと
対象車両をお持ちの方は、以下の3つの対応を推奨します:
- 普段の運転で異音や乗り心地の変化に注意を払う
- 少しでも異常を感じたら、すぐにダイハツ販売店に相談する
- ダイレクトメールが届いたら、早めに修理の予約を入れる