「前が詰まっていて動けなくなった」—。踏切の中で立ち往生してしまった瞬間、運転手の頭をよぎったのは避難することでした。
そして、その判断が大きな人的被害を防ぎました。
夕方、東京都板橋区の東武東上線で、ヒヤリとする事故が起きました。日本共産党の宣伝カーが踏切内で立ち往生し、走ってきた準急電車と接触。
でも、80代の運転手さんが素早く避難したおかげで、電車の乗客を含めて誰もケガをしませんでした。
今回は、この事故の詳しい状況と、もしもの時の対処法についてお伝えします。
事故発生!その時何が?
頃。東京都板橋区赤塚の東武東上線、下赤塚駅と成増駅の間にある踏切で事故は起きました。
川越市から池袋に向かっていた10両編成の準急電車と、80代の男性が運転する軽自動車が接触。
この車は日本共産党板橋地区委員会が地域活動に使用していた宣伝カーでした。
「前が詰まっていて立ち往生してしまった」
運転手の男性はそう説明しています。
踏切を渡りきれずに止まってしまい、車の後部が電車と接触したようです。
でも、ここで運転手さんの冷静な判断が効を奏しました。
車が動けなくなってすぐに車外に出て、踏切の外に避難したんです。
このように、最悪の事態は避けられました。
では次に、この事故による影響について見ていきましょう。
みなさんも似たような経験はありませんか?
運転手と乗客の無事を確認
警視庁高島平署の発表によると、この事故による怪我人は一人もいませんでした。
運転手の男性も、電車に乗っていた乗客のみなさんも、全員無事だったんです。
事故が起きた踏切には遮断機と警報機が設置されていました。
普段から安全対策はしっかりされていた場所だったんですね。
このように、幸い大きな被害は出ませんでしたが、電車の運行には影響が出ました。
次は、その影響と対応について詳しく見ていきましょう。
交通機関が止まると、私たちの生活にどんな影響があるのでしょうか?
運転再開までの動き
事故の影響で、東武東上線は池袋駅から小川町駅の間で、上り下り両方の電車の運転を一時止めることになりました。
多くの通勤・通学客のみなさんに影響が出たと思われます。
特に夕方の時間帯だったため、帰宅ラッシュと重なってしまいました。
でも、警察や鉄道会社の迅速な対応で、大きな混乱は避けられました。
このように、交通機関の一時停止はあったものの、スムーズな対応が行われました。
では最後に、こういった事故を防ぐためのポイントを確認してみましょう。
みなさんは踏切でどんなことに気をつけていますか?
踏切事故を防ぐために
踏切での事故を防ぐために、覚えておきたいポイントがあります:
- 踏切に入る前に必ず一時停止
- 遮断機が下りかけたら、絶対に進まない
- 万が一立ち往生したら?
- すぐにエンジンを切る
- 避難ボタンや非常ボタンを押す
- 車から出て踏切の外に避難する
特に高齢の運転者のみなさんは、焦らず落ち着いた対応を心がけましょう。
今回の事故では、運転手さんが適切に避難したことで大きな被害を防げました。
これは私たちへの大切な教訓といえるでしょう。