- なぜ今、チーズの与え方が話題に?
- どんなチーズが危険?形と大きさをチェック
- 安全に食べさせるための4つのポイント
- もし詰まらせたら?すぐにできる対処法
- 専門家からのアドバイス
- まとめ:お子様の安全な食事のために
「丸いチーズだから大丈夫」そう思っていませんか?
たった2センチの大きさが、取り返しのつかない事態を招くことがあります。
特に小さなお子さまがいるご家庭では、要注意です。
なぜ今、チーズの与え方が話題に?
最近、衝撃的なニュースが報告されました。
、1歳の男の子が丸いチーズを喉に詰まらせ、残念ながら命を落としてしまったのです。
実は、このような事故は珍しくありません。
国民生活センターによると、同様の事故が過去に4件も報告されているそうです。
には3歳の子どもが、には1歳の男の子が同じように喉に詰まらせる事故を起こしています。
さらにには、1歳10か月の女の子が一人で食べていて危険な状態になったケースもありました。
でも、心配するだけでは何も解決しません。
どうすれば安全にチーズを食べさせられるのか、具体的な方法を見ていきましょう。
どんなチーズが危険?形と大きさをチェック
特に注意が必要なのは、次のような特徴を持つチーズです:
- 直径2センチほどの球形(小指の先くらいの大きさ)
- つるっとした表面
- 一口サイズの個包装
- キャンディーのような丸い形
これらの特徴を持つチーズは、小さな子どもの喉にぴったりはまってしまう可能性があります。
また、表面がつるっとしているため、詰まった場合に取り出すのが難しくなります。
安全に食べさせるための4つのポイント
1. 適切なサイズに切る
- 1歳前後:5mm角程度(えんぴつの消しゴム半分より小さく)
- 2-3歳:1cm角程度(えんぴつの消しゴムくらい)
- 必ず大人が切ってあげましょう
2. 正しい姿勢で食べさせる
- 背筋を伸ばして座る
- 急いで食べさせない
- 遊びながら食べさせない
3. しっかり見守る
- 食事中は必ず付き添う
- 会話を控えめに
- 飲み込むまでよく観察
4. 適量を守る
- 一度に大量に与えない
- 食事の合間のおやつとして与える場合は特に注意
もし詰まらせたら?すぐにできる対処法
万が一、お子さまがチーズを喉に詰まらせてしまった場合の対処方法です:
- すぐに救急車(119番)を呼ぶ
- 背中を強く叩きすぎない
- 無理に指を入れて取り出そうとしない
- 顔色が変わったらすぐに救急車
特に注意したい症状:
- 急に苦しみ始める
- 顔色が悪くなる
- 皮膚や唇が紫色になる(チアノーゼ)
専門家からのアドバイス
国民生活センター商品テスト部企画管理課の宮森章広課長は、次のようにアドバイスしています:
「丸くてつるっとしている食品は窒息のリスクがあるので、無理なく飲み込める大きさにしてから与えてほしい」
これは、チーズに限らず、次のような食品にも当てはまります:
- ぶどう
- ミニトマト
- こんにゃくゼリー