「え、これって虫...?」
お菓子を何気なく口に入れたら、思わぬ異物を感じた―。
誰もが経験したくない、そんな出来事が実際に起きました。
今回は、シャトレーゼの商品で起きた異物混入の事例から、私たちが知っておくべき食品安全のポイントを詳しく見ていきましょう。
カメムシ混入事件の概要と経緯
、菓子製造・販売の「シャトレーゼ」から衝撃的な発表がありました。
同社の商品「揚げ餅 焼きとうもろこし(小袋)」にカメムシが混入していたという内容です。
実は、この発表の裏には約1ヶ月にわたる経緯がありました。
発見したのは東京都内に住む40代の女性。
頃に購入した商品をに食べていた際、口の中に異物感を感じたのがきっかけでした。
口から取り出してみると虫の足のようなものが。
さらに袋の中を確認すると、なんとカメムシが丸々1匹入っていたのです。
このように、日常的に食べているお菓子での異物混入は、私たちの食の安全への信頼を大きく揺るがす出来事となりました。
では、この後どのような対応が行われたのでしょうか?
発見から報告までの時系列
事態の発覚から企業の対応まで、具体的な流れを追ってみましょう。
- 頃:商品購入(2袋)
- :顧客が喫食時に異物を発見
- :シャトレーゼの相談窓口へ連絡
- (2週間後):約束された報告なし
- :顧客の夫が再度問い合わせ
- :シャトレーゼがHP上で謝罪・説明
特に注目すべきは、最初の連絡から公式発表までに約1ヶ月かかっている点です。
シャトレーゼは「2週間以内に原因と状況を報告する」と約束していましたが、その期限を過ぎても連絡はありませんでした。
このような対応の遅れは、消費者の不安と不信感をさらに強める結果となってしまいました。
では、シャトレーゼはどのような対策を講じたのでしょうか?
シャトレーゼの対応と再発防止策
発表によると、シャトレーゼは以下の対策を実施したとしています:
- 製造ラインの緊急停止
- 防虫対策の徹底
- 洗浄、殺菌、全点検の実施
- 保健所への報告
調査の結果、カメムシの混入は調理工程ではなく、パッキング工程で起きたと推測されているとのこと。
また、過去2年間で同様の事例はなく、今回が初めてのケースだったことも明らかにされました。
このような事態を受けて、私たち消費者はどのような対策を取れるのでしょうか?
消費者として知っておくべき異物混入時の対処法
異物を発見した場合の適切な対応手順をまとめました:
- 発見時の状況を写真で記録する
- 製品の包装や領収書を保管する
- すぐにメーカーの相談窓口に連絡する
- 対応内容や約束事項をメモする
- 必要に応じて保健所にも相談する
このように対応することで、より迅速な解決につながる可能性が高まります。
では、日常的な予防策として私たちにできることは何でしょうか?
食品安全に関する基礎知識
普段から以下のポイントに気をつけることで、食品事故のリスクを減らすことができます:
- 賞味期限・消費期限の確認
- 開封前の包装状態のチェック
- 異常な臭いや色・形状の確認
- 開封後の保存方法の徹底
異物混入のような事態に遭遇した際は、冷静な対応が重要です。
写真撮影や証拠保管を心がけ、製造元への連絡を確実に行いましょう。