- 鹿児島県警で今年5人目の懲戒処分|30代現職警察官が16歳未満と性的関係
- なぜ逮捕されない?警察官の性犯罪に県民から疑問の声
- 2020年以降、5人目の性犯罪|相次ぐ不祥事の実態と背景
- 県警の対応は適切?組織の信頼回復に向けた取り組みと課題
- 専門家が指摘する問題点|警察組織の体質改善に必要なこと
「また鹿児島県警か…」
、鹿児島県警で今年5人目となる懲戒処分が発表されました。
今回も性犯罪絡みの事案です。
なぜ、警察官による性犯罪は後を絶たないのでしょうか?
鹿児島県警で今年5人目の懲戒処分|30代現職警察官が16歳未満と性的関係
県警本部警務課に所属する30代の男性警察官が、16歳未満の少女との性的関係で仕事を失う重い処分(懲戒免職処分)を受けました。
事案が発覚したのは、。
被害者の関係者からの情報提供がきっかけでした。
事案が発覚したのは、。
被害者の関係者からの情報提供がきっかけでした。
法律に触れることだと十分に分かっており、取り返しのつかないことをしてしまった
と加害者の警察官は話しているとのことです。
被害者および関係者、県民に深くおわびする。
再発防止策に取り組むさなかでの出来事で大変遺憾です。
と県警の牛垣誠首席監察官は謝罪しました。
このように、警察官自身が法律違反と知りながら行った行為について、県警トップが謝罪する事態となりました。
では、なぜこの警察官は逮捕されなかったのでしょうか?
なぜ逮捕されない?警察官の性犯罪に県民から疑問の声
警察官だから特別扱いされているのでは?
なぜ逮捕されないの?
多くの県民からこうした声が上がっています。
県警によると、逮捕を見送った理由は主に2つあります:
- 被害者本人から被害届が出ていない
- 被害者本人への事情聴取ができていない
また、次の理由も加わります:
- 証拠隠滅の恐れがない
- 逃亡の可能性がない
つまり、被害者保護の観点から、本人の意思を尊重する形で刑事処分は見送られたということです。
娘、孫を持つ身として、決して許せない。
警察への信頼は組織の責任者がしっかり取るべきなのに、前本部長は一連の騒動の最中に異動してしまった。
と鹿屋市の60代男性は語気を強めました。
このように、処分の軽さを疑問視する声が多く上がっています。
では、こうした不祥事は今回だけの問題なのでしょうか?
2020年以降、5人目の性犯罪|相次ぐ不祥事の実態と背景
実は、鹿児島県警では警察官による不祥事が相次いでいます:
- に入って5人目の懲戒処分
- 以降、性犯罪関連で5人が逮捕
- 10月末には不適切な事件処理で38人を処分
またか、という印象。これは氷山の一角なのではないか。
と薩摩川内市の50代女性は不安を語ります。
職務に誇りを持つ警察官なら考えられない行為。県警の指導内容が根本的に間違っているのでは。
と霧島市在住の県警OB(60代)は指摘します。
このように、組織全体の問題として捉える声が強まっています。
では、県警はこの事態にどう対応しようとしているのでしょうか?
県警の対応は適切?組織の信頼回復に向けた取り組みと課題
県警はに再発防止策を公表。
全職員に向けて「警察職員による非違事案の絶無について」という本部長通達を出し、警察官としての正しい行動を改めて求めています。
性犯罪は、被害者が幼ければ幼いほど、一生影を落とす。
研修は効果があるのか疑わしい。新たな対策が必要。
と「鹿児島県警の性暴力軽視・隠ぺい体質を問う会」発起人の松永三重子さん(72)は語ります。
極めて遺憾。警察職員による性犯罪が見受けられる。個人の問題ではなく、組織の問題だ。
と塩田康一知事も指摘しました。
専門家が指摘する問題点|警察組織の体質改善に必要なこと
被害者側の意向があったとはいえ、刑事処分が一切ないのはなぜ。
もし娘が被害に遭ったらと思うとぞっとする。性犯罪は加害者が100%悪いという認識を、社会全体でもっと共有すべき。
という鹿児島市の子育て世代の主婦(40)の意見は、多くの保護者の思いを代弁しているようです。
専門家からは、以下のような改善点が指摘されています:
- 組織の体質改革
- 性犯罪に対する認識の甘さを改める
- 上層部の責任の明確化
- 実効性のある再発防止
- 形式的な研修だけでなく、具体的な対策
- 被害者保護の視点を重視
- 信頼回復への道筋
- 情報公開の徹底
- 市民との対話