横浜市の京急百貨店で長年親しまれてきた老舗うなぎ店「日本橋鰻伊勢定」が、をもって閉店することになりました。
多くのお客様に愛されてきたお店が閉店に至った背景には、今年7月に発生した食中毒事件があります。
この記事では、事件の経緯から現在の対応状況まで、みなさんが気になる情報をわかりやすくまとめていきます。
突然の食中毒事件発生、159人が被害に
、横浜市の京急百貨店で思いがけない事態が起きました。
地下1階の食品売り場と10階のレストランで提供されていた「うなぎ弁当」と「かば焼き」により、多くのお客様が体調を崩される事態となったのです。
発生したのはからのわずか2日間。
この短い期間に販売されたうなぎ弁当945食、かば焼き816食が原因となり、159人もの方々が食中毒の症状を訴えることになりました。
事態を重く見た横浜市は、に営業禁止処分を出しました。
その後、に「指導内容に対する改善を行った」として処分は解除されましたが、店舗は営業を再開することなく、閉店への道を選ぶことになりました。
幅広い年齢層に及んだ被害
今回の食中毒被害の特徴は、影響を受けた方々の年齢層の広さです。
10代から90代まで、実に幅広い年齢の方々が被害に遭われました。
男性75人、女性84人と、性別を問わず多くの方が症状を訴えられています。
さらに残念なことに、90代の女性1人が亡くなられています。
ただし、食中毒との因果関係については、現時点では明らかになっていないとのことです。
被害に遭われた方々への対応は継続中
伊勢定では現在も、対象商品を購入されたお客様への返金対応を続けています。
専用のフリーダイヤル(0120-343-383)を開設し、平日午前10時から午後6時まで相談を受け付けているとのことです。
返金の対象となるのは、以下の商品です:
- 地下1階で購入されたうなぎ蒲焼(小・中・大)とうなぎ弁当(小・中・大)
- 10階レストランでお食事をされた全てのお客様
このたびはご迷惑をおかけした。今後は再発防止に努めていきたい
と京急百貨店の担当者はコメントしています。
なお、閉店後の跡地については、次の店舗は現時点では未定とのことです。