「氷にガラスの破片が…」。最近SNSで広がったこの投稿を見て、不安に感じた方も多いのではないでしょうか?
特に飲食店で発見されたという情報は、多くの人の関心を集めています。
今回は、改めて製氷製品の安全な選び方や確認方法について、具体的にお話ししていきます。
この記事を読めば、明日からすぐに実践できる具体的なチェックポイントが分かりますよ!
1. 氷の異物混入事例から考える
まず、今回話題になった事例について触れておく必要がありますね。SNSでは「ロックアイス」という表現で拡散されましたが、これは実は特定メーカーの商標登録商品名であり、実際の対象製品とは異なるものでした。また、ガラスの破片が混入していたという報告は、消費者の安全に関わる重大な問題として注目を集めました。
一般的に、製氷工場では安全性を重視して、ガラスではなくプラスチック製の計器類を使用することが標準的とされています。これは、万が一の破損時にもガラスの破片が混入するリスクを防ぐためです。「ロックアイス」は商標登録された某メーカーの商品名です。業務スーパーで購入された氷が別メーカーのものであれば、読まれた方々に誤解を与えてしまう可能性もあります。
— りっこ💐✨ (@nnanohanao122) November 5, 2024
ポストの削除は難しくとも、訂正された方がよいかもしれません。
では、私たち消費者は製氷製品の安全性をどのように確認すればよいのでしょうか?
普段何気なく使っている氷製品。
実は、購入時のちょっとした確認で、より安全な商品を選ぶことができるんです。
次は、具体的なチェックポイントを見ていきましょう。
2. 購入前に確認したい3つのポイント
氷製品を購入する時、実は簡単にできるチェックポイントがいくつかあります。特にガラスの破片などの異物混入を防ぐため、以下の点に注意を払いましょう。
①パッケージをしっかりチェック
まずは外観から。パッケージに破損や穴はないですか?製造日時や製造元の表示はしっかり確認できますか?特に、パッケージに傷や破れがある場合は、ガラスの破片などの異物が混入する可能性があるため、購入を控えましょう。
②中身の氷もしっかり確認
パッケージが透明な場合は、中の氷もチェックできます。氷に濁りや変色、光る異物はないか、不自然な形や大きさの違い、特に透明な破片のような異物が混入していないか。
ちょっとした観察で、品質の違いが分かることもあります。
③お店の保管状態をチェック
お店の冷凍庫はキレイに保たれていますか?氷はしっかり凍っていますか?
保管状態が良好なお店を選ぶことも、安全な商品選びの重要なポイントです。特に、ガラス製品の近くで保管されていないかも確認しましょう。
3. 異物を見つけた時の正しい対応方法
特にガラスの破片など危険な異物を見つけた時は、慌てず落ち着いて、以下の手順で対応することをおすすめします。①まずは証拠を残す
スマートフォンで写真を撮影しましょう。異物の状態はもちろん、パッケージ全体や製造情報(賞味期限や製造番号など)も忘れずに撮影します。特にガラスの破片が疑われる場合は、複数の角度から撮影することをお勧めします。
②速やかに販売店に連絡
購入したお店に連絡をしましょう。危険な異物の場合は、保健所への連絡も検討してください。
その際、以下の情報を伝えると、スムーズに対応してもらえます。
- 購入時のレシート情報
- いつ、どのように異物を発見したか
- 撮影した写真データ
- 異物の特徴(特にガラスの破片が疑われる場合はその旨)
③製造元への報告も忘れずに
多くの場合、販売店を通じて製造元に報告が行きますが、製造元のお客様相談窓口に直接連絡することもできます。特に危険な異物の場合は、製造元での原因究明が重要です。4. 明日から始める安全対策
毎日の買い物で意識したい、安全な製氷製品の選び方をご紹介します。①信頼できるお店を選ぶ
- 店内が清潔に保たれているか
- 冷凍庫の温度管理は適切か
- スタッフの対応は丁寧か
- 商品の取り扱いが丁寧か(投げ入れや乱暴な扱いがないか)
②製造元をチェック
- 知名度のあるメーカーか
- 品質管理への取り組みは明確か
- 問い合わせ窓口は分かりやすいか
- 異物混入対策の取り組みは公開されているか
③家庭での保管にも気を配る
- 冷凍庫の温度は適切か
- 長期保存していないか
- 使用時の衛生管理はできているか
- ガラス製品と離して保管しているか
こうした日常的な確認習慣が、より安全な製品選びにつながります。